先輩の声
日比 紀隆

日比 紀隆さん

学部学科 理学部第一部 数学科
内定先 岐阜県公立高等学校

「先生になりたい」という幼いときからの夢が叶い、喜びで胸がいっぱいです。教員採用試験までの日々を振り返ってみると、合格を一人でつかみ取ることは決してできなかったということを、改めて感じます。

本格的に勉強を始めたのは3年生の3月頃でした。それまでは、教職課程の授業が自分の勉強の中心でした。当然ですが、授業で学んだことも試験に直結します。理科大の先生は、授業の中で教員採用試験の話も織り交ぜてくださったので、その後の勉強に非常に役立ちました。私は過去問を中心に勉強し、数学で忘れていた内容は高校時代の参考書で確認しました。教職教養の内容で抜けていたところは、授業でやった部分を見直したり、市販の参考書を使って勉強したりしました。さらに、まとめノートも作り、苦手分野の克服に役立てました。

しかし、一人ではできない勉強もあります。それを補ってくれたのが、理科大の対策講座でした。そこでの面接練習や小論文の添削指導のおかげで、本番に向けて、少しずつ自信をつけていくことができました。この対策講座をフル活用することこそが、合格への近道であり、最大のポイントだと思います。

教員採用試験において、大学生の経験値のアドバンテージは決して大きくありません。しかし、大学生でも参加できる研修や研究会、インターンシップなどに関する情報は、教職課程指導室の先生や教職教育センターから得ることができます。そういう機会を逃さず積極的に参加し、少しでも経験値を高めてほしいと思います。

最後になりましたが、一番大切なことは「理科大の教職課程を信じる」こと。理科大の教員採用試験に対する支援体制はバッチリです。分からないことは教職課程指導室の先生に頼り、いただいたアドバイスは真摯に受け止め、自分の糧にしていってください。

次は、皆さんが自分の手で、合格をつかみ取ってくださることを願っています。