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小型自律分散型環境センサー(TEM: TSL Environment Monitor)の軌道上運用実施報告
5月9日、国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟にて「TEAM SPACE LIFE」(TSL)が開発した小型自律分散型環境センサー(TEM: TSL Environment Monitor)の1回目の実験が大西卓哉宇宙飛行士によって行われ、無事成功しました。
今回の実験では、2台のTEMを「きぼう」内に設置し、測定と写真撮影を行いました。TEMが取得した測定データや写真は、地上からリアルタイムで得ることができ、TEMが宇宙で機能することを確認しました。
5月中に行う予定の次回の実験では、1台を壁面に固定し、もう一台は移動しながら、シミュレーションを予定している複数箇所のCO2、温度、湿度、においなどを実際に測定します。
なお、本実験はJAXAきぼう有償利用制度の公募枠を用いて、国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟で実施しています。
【TEMのISS打ち上げ時プレスリリース(2025年4月22日)】
ガンダムカラーの環境センサー(TEM)が宇宙へ
~国際宇宙ステーション内の空気環境を測定する軌道上実証を予定~