用語集

用語集

  • 量子アニーリング

    量子を使って最小エネルギー状態を探す量子計算機です。量子重ね合わせの原理によって、試行の回数を増やすことができるので、最適化問題を解くのに適している方法。

  • 誤り訂正符号

    データを記録したり、伝送したりするときに起こる誤りを受信側が検出して、訂正できるようにする符号のこと。

  • クロスレイヤ制御

    TCP送信端末のチャネル利用率を下げることで、無線ネットワークでの端末の通信品質を改善する制御方法。

  • TCP/IP

    TCPは、送った情報が正確に相手に届いたかを確認しながら通信するプロトコル。IPは、数値が付与されたIPアドレスを用いて通信先の呼び出しを行なってネットワーク通信する方法。TCP/IPは世界標準的に使用されている通信プロトコル。

  • ニューラルネットワーク

    脳の神経回路の一部を模擬した数理モデルのこと。現在話題のAI(人工知能)を支えている技術。

  • トランスポートプロトコル

    TCP/IPモデルのトランスポート層の通信プロトコルを指し、異なるプロセス間での通信を実現する役割を持つ。トランスポートプロトコルの例としてはTCPやUDPが挙げられる。

  • エッジコンピューティング

    クラウドで行っていた役割の一部、もしくはすべてをユーザーに近い位置でデータの処理を行うための技術。活用例として自動運転などで使用されている。

  • ICN(Information Centric Networking)

    コンテンツ識別子に基づいてコンテンツ探索・配信を行うネットワーク。

  • バッファ

    ネットワーク内のルーターで一時的にデータを格納しておくための記憶領域。

  • キャッシュ

    あるデータを記憶装置に記録し、一時的にデータを保持すること。これによって、データ読み込みの高速化、伝送量の削減をすることができる。

  • Beyond 5G、6G

    5Gの後の通信技術。第6世代移動通信システムともいわれる。

  • 揚抗比

    翼に働く揚力と抗力の比。

  • セルオートマトン

    格子状のセルが状態を持ち、単純な規則によって隣接するセルと相互に作用して、時間とともに状態を変化させていく、離散的計算モデル。単純化されたモデルでありながら、複雑な現象に対しても有効なモデルとなる場合がある。

  • ペイロード

    (ロケットなどに)お金を払って積載してもらう重量。

  • 多目的最適化

    トレードオフの関係にある複数の目的を同時に考えて最適化を行う方法。

  • 単目的最適化

    一つの目的を良くしようと考えて最適化を行う方法。

  • トレードオフ

    一方が良くなると、もう一方が悪くなる関係。両立し得ない関係。

  • CTS

    CIGS太陽電池と同じ利点をもち、高価なインジウムとガリウムの代わりにスズ(Tin:元素記号はSn)を、作製時に有害なセレンの代わりに硫黄(S)を用いた太陽電池です。銅、スズ、硫黄とも、安価で安全な材料なので「Earth abundance(地球にありふれた)太陽電池」と呼ばれています。

  • CIGS

    銅(Cu)、インジウム(In)、ガリウム(Ga)、セレン(Se) の元素を組み合わせて作られる太陽電池です。シリコン太陽電池よりも光を100倍吸収しやすく薄膜化が可能で、放射線など過酷な環境にも強いため、宇宙用や自動車搭載用太陽電池として期待されています。

  • 単結晶シリコン / 多結晶シリコン

    石などに含まれるケイ素(Si:シリコン)を用いた太陽電池です。原子が規則正しく並んだものが単結晶、ある程度乱雑に並んだものが多結晶です。シリコンはコンピュータなどに用いられていますが、光を吸収して電気に変換しやすい特徴があり、太陽電池の他にもカメラのセンサーなどに用いられています。

  • エロージョン

    固体、液体及び気体が材料に機械的作用によって生じさせる摩耗現象のこと。

  • マルチフィジックス・シュミレーション

    世の中に存在する流体には、多くの場合いろいろなものが混ざっています。そして、流体現象と共に、混ざったものが流体現象にくっついて別の物理現象も引き起こします。そうしたさまざまな物理現象が複雑に相互干渉する現象をマルチフィジックス流体現象と言い、マルチフィジックス流体現象をシミュレーションする技術がマルチフィジックス・シミュレーションです。