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2020年度宇宙教育プログラムを開催(12/20・開催報告)

12月20日(日)のプログラムは、1~2月に行う微小重力実験に向けてのディスカッション、過年度受講生(OB・OG)との交流会を行いました。今回のプログラムから、ディスカッションにおいて対面作業が生じることから、十分な感染対策を講じた上で、対面とオンラインのハイフレックス型で実施しました。

微小重力実験ディスカッションは、1月24日の模擬実験に向けた作業を中心に行いました。自宅から参加している受講生とオンラインでつなぎ、議論を進めながら、対面参加の受講生が作業を行いました。

    

過年度受講生(OB・OG)との交流会は、メンターが企画及び運営をし、第1部はパネルディスカッション、第2部は交流会を行いました。パネルディスカッションでは、高校生から社会人までの過年度受講生が登壇し、プログラムにおける実験の進め方、プログラムで得られたこと、将来の夢やキャリアなどについて自分たちの経験を踏まえてお話がありました。その後の交流会には、50名程度が参加し、ブレイクアウトルーム機能を使ってオンラインで行いました。過年度受講生に事前に記入してもらった自己紹介シートを参考に受講生は話をしたいルームを自由に移動し交流会を楽しみました。
受講生からは、「夢を実現するためにどのような行動をとったらよいか知ることができた」、「プログラムで経験したことがどのように還元されているか聞くことができてよかった」、「オンラインで色々なOBOGと話せてよかった」、「OBOGの進路選択や経験考え方に触れることができた」といった感想がありました。

OBOG会風景

現在は、1月17日(日)の聴講を募集しております。
10:00~11:30
【講義】朽津和幸 教授(理工学部応用生物科学科)
「宇宙における人間と植物: 人間のパートナー「植物」を理解し、共に生きる」
【講演】中野正貴 氏(金沢大学 学際科学実験センター)
「植物が重力を感じる仕組みを探る:宇宙・パラボリックフライト・地上実験の経験を交えて」
11:40~13:10
【講演】新井光男 氏(TISソリューションリンク株式会社)
「微小重力環境利用を支える運用者と地上システム」

聴講申込の詳細は、宇宙教育プログラムのHPをご覧ください。
宇宙教育プログラムHP : https://www.tus.ac.jp/uc/

※宇宙教育プログラムは、文部科学省による令和元年度地球観測技術等調査研究委託事業により、実施するプログラムです。
※本学で実施するプログラムでは、宇宙飛行士の向井千秋特任副学長を研究代表者とし、「本物の知識」と「本物の体験」を主軸として、宇宙科学技術を理解し、教育現場においてその魅力を広く発信して生徒の興味の醸成を促すことのできる理科教員や、宇宙開発・宇宙産業の将来を担う研究者、技術者、起業家を育成することを目的としています。