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パラボリックフライト実験報告会を実施しました

東京理科大学「宇宙教育プログラム」では、9月25日(日)にパラボリックフライト実験報告会を開催しました。

 

パラボリックフライト実験は、航空機が放物線を描く飛行を行うことによって、機内に約20秒間の微小重力環境を作り、その中で実験を行うものです。「宇宙教育プログラム」では、微小重力を体験するだけでなく、制約条件下での実験テーマの選定と実験の計画、実験装置の開発、不具合への対策、実験運用の計画と実施、実験データの解析、様々な制約下でのプロジェクト管理など、宇宙開発を実施するうえで重要なプロセスを体験します。同実験は、9月3日(土)、4日(日)に実施しました。

 

パラボリックフライト実験報告会は、受講生(大学生18名、高校生12名)、関係教員、一般から募集した聴講者が参加し、本年度の受講生30名が6グループに分かれ、実験内容とその結果を報告しました。(パラボリックフライト実験の様子はこちら)

 

受講生はグループごとにプレゼンテーションを行い、その内容をもとに当日参加した方が評価します。評価の結果、最上位のグループは後日、表彰されます。

 

〇実験内容 (“ ”内はチーム名)

P1グループ “Raspberry-fly”:微小重力状態で制御可能なマルチロータヘリコプタの実証実験

P2グループ “Team 昴”:展開構造実験/毛細管実験

P3グループ “Swing By Me”:スイングバイ航法の模擬実験及びその教育マテリアル開発

P4グループ “地球×2BOOM”:国際宇宙ステーション用ピペットの開発/無重力下における生卵の挙動運動、自作ミキサーによる白身と黄身の混合検証実験

P5グループ “チームKEN”:宇宙エレベーター クライマー昇降実験

P6グループ “昴”:電磁誘導とgジッターの軽減について/重力変化と粒子クラスターからの脱出挙動解析〜固有ストレスによる満員電車からの下車効率への影響調査〜

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