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【2020年度宇宙教育プログラム 微小重力実験模擬実験会を実施(1/24・実施報告)】

1月24日(日)に本学野田キャンパスにおいて、微小重力実験に向けた模擬実験会を実施しました。

宇宙教育プログラムでは、アクティブ・ラーニング形式の教育プログラムとして、受講生同士がチームを組み、自分たち自身でテーマを設定し、微小重力実験を行います。実験は、北海道赤平市にある落下実験施設(コスモトーレ)を利用し、およそ50メートルの高さから実験装置を落下させることで、2~3秒間の微小重力環境(重力の影響がほとんどない状態)を作り出して実験を行うことを予定しています。今年度は新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえて、実施形態を「オンラインを活用した遠隔実験」とし、教員が現地で代行実験を行い、受講生は自宅から遠隔で参加する予定です。

1月24日(日)は、本学野田キャンパス講義棟の吹き抜け構造を利用して、本番の実験を想定した模擬実験会を行いました。各チームは管制室から実験代行者の教員に指示を出し、教員は各チームからの指示と事前に作成した手順書を確認し、作業を代行して実験を行いました。

模擬実験風景

北海道における微小重力実験は2月中旬を予定しています。実験の結果については、3月7日(日)に本学神楽坂キャンパスで実施する報告会にて発表します。一般の方にはオンデマンド配信を予定しています。詳細は、宇宙教育プログラムのHPでお知らせします。
https://www.tus.ac.jp/uc/entry.html

本プログラムでは、講義、講演等の一部について、聴講者を募集しております。
宇宙教育プログラム:https://www.tus.ac.jp/uc/

※宇宙教育プログラムは、文部科学省による令和元年度地球観測技術等調査研究委託事業により、実施するプログラムです。
※本学で実施するプログラムでは、宇宙飛行士の向井千秋特任副学長を研究代表者とし、「本物の知識」と「本物の体験」を主軸として、宇宙科学技術を理解し、教育現場においてその魅力を広く発信して生徒の興味の醸成を促すことのできる理科教員や、宇宙開発・宇宙産業の将来を担う研究者、技術者、起業家を育成することを目的としています。