News
宇宙教育プログラム 平成29年度開講式、第1回講義、講演を開催(6/25・開催報告)
6月25日(日)に本学神楽坂キャンパスにおいて、平成29年度宇宙教育プログラム開講式、オープニングセッション、講演を実施しました。
宇宙教育プログラムは、文部科学省による平成29年度宇宙航空科学技術推進委託費により、実施するプログラムです。
宇宙航空科学技術推進委託費は、宇宙分野の裾野拡大を目的に、研究開発や人材育成を通じて宇宙航空分野の裾野拡大を図るためのものであり、本学は、「宇宙人材育成プログラム」の区分で平成27年度より採択されています。
本学で実施するプログラムは、宇宙飛行士の向井千秋特任副学長を研究代表者とし、「最先端宇宙科学技術の本物体験で学ぶ「宇宙教育プログラム」の開発」としています。「本物の知識」「本物の技術」「本物の体験」「本物との交流」を軸として、高校生、大学生を主な対象とし、講義、講演プログラム、体験実習プログラムを通じて知識と技術を修得すること、及び宇宙関連施設の訪問、微小重力実験等の本物体験を実施します。これらを通じて、宇宙科学技術を理解し、教育現場においてその魅力を広く発信して生徒の興味の醸成を促すことのできる理科教員と、宇宙開発・宇宙産業の将来を担う研究者・技術者を育成することを目的としています。
第1回は、藤嶋学長が出席して開講式を行いました。その後、オープニングセッション「宇宙実験室へようこそ!」として、向井千秋特任副学長による講義「宇宙飛行士の仕事」、河村洋諏訪東京理科大学長による講演「きぼうにおける最初の科学実験~マランゴニ対流実験への道のり」が行われた後、中須賀真一教授(東京大学工学系研究科航空宇宙工学専攻)による講演「超小型衛星が拓く新しい宇宙利用と宇宙工学教育の未来」、木村真一教授(理工学部電気電子情報工学科)による講義「CANSAT概要」が行われました。
また、本プログラムの受講生は、9月にCANSAT実習(小型模擬人工衛星の作製及び投下)、1月にパラボリックフライト実験(微小重力下での実験)を実施します。
今回はCANSAT実習に向けての準備として、チーム分け、役割分担等の議論を行いました。
本プログラムは、講義、講演のうちの一部について、聴講者を募集しております。
詳細は、宇宙教育プログラムのHPをご覧ください。
宇宙教育プログラム:https://www.tus.ac.jp/uc/