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町田慎悟助教が論文発表。本研究では、世界で初めてメタカオリナイトの層を拡大するとともに、その積層構造を胡麻擂りのような簡単な操作で乱すことに成功しました。

論文タイトル

Expansion of orderly stacked metakaolinite layers and order destruction using a kaolinite-tetraphenylphosphonium chloride intercalation compound

γ-アルミナは光触媒の担体にも使われることがあります。γ-アルミナの表面が担持機能に有効ですが、粒子内部は全く使えていません。
そのため、γ-アルミナのような表面が極めて薄くなれば、その表面を有効に利用できる材料となることが期待できます。
陶磁器原料のカオリナイトを焼成することによって、γ―アルミナと同じ表面を有する薄い層の積層体であるメタカオリナイトが生成します。
しかしながら、γ-アルミナ表面の多くはメタカオリナイト粒子の内部にあることが従来の常識でした。
この研究では、世界で初めてメタカオリナイトの層を拡大するとともに、その積層構造を胡麻擂りのような簡単な操作で乱すことに成功しました。

 

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