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金属ナノクラスター技術を用いた新規光触媒の創製に成功 『高機能触媒開発に重要な化学反応のメカニズム解明と高機能触媒の作製方法の確立』
本学理学部第一部 応用化学科の根岸 雄一教授、川脇 徳久助教、片岡 祐紀氏(研究当時、修士課程2年)、理学研究科 化学専攻の平田 桃子氏(修士課程2年)、秋永 有輝氏(修士課程1年)らの共同研究グループは、微細な配位子保護金属ナノクラスター(NCs)の特性を活かした新規不均一系触媒創製に不可欠な、配位子の脱離メカニズムを解明しました。
研究グループは、まず配位子脱離過程で起こる化学的プロセスを分子レベルで調べました。その結果、金属NCs表面での配位子の解離が起こった後、発生した化合物はまず担体上へ吸着し、その後担体上から化合物の脱離が起こる、という過程を明らかにし、さらに、それぞれの反応が生じる温度条件も特定しました。
■論文タイトル
Creation of High-Performance Heterogeneous Photocatalysts by Controlling Ligand Desorption and Particle Size of Gold Nanocluster
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