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2019年度宇宙教育プログラム 第5回を開催(9/29・開催報告)

9月29日(日)に本学葛飾キャンパスにおいて、2019年度宇宙教育プログラム第5回を開催しました。今回は、10月13日に行われるCANSAT実験報告会に向けた練習会と宇宙船内空調の数値シミュレーションの実習を行いました。

【CANSAT実験報告練習会】

6月より受講生(大学生・高校生)を5つのグループに分けて、それぞれのグループで投下実験のミッションデザイン、システムを含めた各種設計、実験機器の実装を行い、9月21日(土)、22日(日)に野田キャンパスで投下実験を行いました。
今回は、10月13日(日)実施予定の報告会に向けて、各グループの受講生がCANSAT実験で行った実験内容とその結果を報告し、メンターや他のグループの受講生から本番の報告会に向けてアドバイスがありました。

※CANSATとは
CANSATは、小型衛星模擬モデルを人の両手で持てるほどのサイズに縮小し、落下実験等を行い、所定のミッションを行うものです。CANSATでは、宇宙関係のミッションで必要とされるミッションデザイン、システム設計、ハードウエア及びソフトウエア設計・実装、検証、実験に至る一連の流れを通じて、宇宙ミッションのエッセンスを実践的に修得することができます。

【宇宙船内空調の数値シミュレーションの実習】

午後からは、倉渕隆教授 (工学部建築学科)による実習「宇宙船内空調の数値シミュレーション①」を行いました。
今回は、全2回の実習の1回目にあたり、受講生からは、「流体をシミュレーションできることが楽しかった」「無重力空間内の空気の流れが興味深かった」「自分の生活環境をシミュレーションしてみたい」といった感想がありました。

本プログラムは、講義、講演のうちの一部について、聴講者を募集しております。
現在は、前述の10月13日(日)のCANSAT実験報告会のほか、10月27日(日)に本学葛飾キャンパスで実施する講義「航空宇宙系における燃焼の科学と技術」(工学部機械工学科 後藤田浩准教授)について、聴講者を募集中です。
詳細は、宇宙教育プログラムのHPをご覧ください。

宇宙教育プログラム:https://www.tus.ac.jp/uc/

※宇宙教育プログラムは、文部科学省による令和元年度地球観測技術等調査研究委託事業により、実施するプログラムです。

※本学で実施するプログラムでは、宇宙飛行士の向井千秋特任副学長を研究代表者とし、「本物の知識」と「本物の体験」を主軸として、宇宙科学技術を理解し、教育現場においてその魅力を広く発信して生徒の興味の醸成を促すことのできる理科教員や、宇宙開発・宇宙産業の将来を担う研究者、技術者、起業家を育成することを目的としています。