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町田慎悟助教の論文がカバーアートに選出されました。本研究では希土類イオンの発光特性を用いて、結晶化ガラスの結晶化過程を調査することに成功。 将来的に宇宙という極限環境で用いるガラスの構造や耐久性を調査する上で非常に役立ちます。

結晶化ガラスはガラス中に結晶が析出した材料です。しかし、結晶化過程は未だに不明な点が多いです。この研究では希土類イオンの発光特性を用いて、結晶化ガラスの結晶化過程(特に、結晶量が少ない領域)を調査することに成功しました。結晶化ガラスはガラスの割れやすいさを改善した材料です。また、光触媒能のある結晶を析出させることもできます。この研究の手法は、将来的に宇宙という極限環境で用いるガラスの構造や耐久性を調査する上で非常に役立つでしょう。

【論文】

Assessment of the Crystallization Process of CaO–Al2O3–SiO2 Glass Probed with Tb3+ Luminescence
Shingo Machida*, Takuma Yamaguchi, Naoki Emori, Ken-ichi Katsumata, Kei Maeda, and Atsuo Yasumori

 

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本論文はカバーアートに選出されました。