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町田慎悟助教が論文発表。本研究により、カオリナイトの層間に光触媒に関連する元素を導入できる展開が示されました。

カオリナイトという粘土鉱物の層表面は通常では陽イオンを交換できません。そのため、重金属イオンなどの環境に害のある陽イオンの吸着量は極めて低いです。この研究では、独自に合成した特殊な反応中間体を用い、さらに通常ではカオリナイトの構造を崩壊させてしまう試薬をうまく用いることによって、世界で初めて陽イオン交換性カオリナイトを合成することに成功しました。このことによって、カオリナイトの層間に光触媒に関連する元素を導入できる展開が示されました。

 

■論文タイトル「PREPARATION OF A PROTON-EXCHANGEABLE KAOLINITE VIA INTERLAYER GRAFTING USING A PHOSPHATE-BASED IONIC LIQUID」

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