Events
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11月07日(土)
オープンカレッジ
宇宙の中身をのぞく~最新衛星XRISMが解き明かす銀河団とブラックホール~【講師:松下 恭子教授】
時間:10:30~12:00
場所:セントラルプラザ2F・オンライン
2023年に打ち上げられたXRISM(クリズム)衛星により、宇宙から届くX線をこれまでにない高い精度で測定する「X線精密分光」が可能となりました。X線は、非常に高温なガスや強い重力環境と関係の深い放射であり、高エネルギー宇宙を観測するための重要な手段の一つです。XRISMは、こうしたX線を精密に捉えることで、宇宙空間に存在する高温ガスを詳しく調べるための新たな観測の可能性を広げています。 本講演では、XRISM衛星による最新の観測を手がかりに、宇宙最大の天体構造である銀河団がどのように成長してきたのかを紹介します。また、ブラックホール周辺で起こる物質やエネルギーのやり取りに注目し、高温ガスの動きがX線観測からどのように捉えられるのかを解説します。さらに、元素が宇宙の中でどのように作られ、星や銀河の間をどのように巡っていくのかという視点から、X線精密分光観測が切り開きつつある高エネルギー宇宙研究の広がりについて紹介します。
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11月21日(土)
オープンカレッジ
岩石に刻まれた宇宙の記憶~磁気記録から探る太陽系の進化~【講師:佐藤 雅彦准教授】
時間:10:30~12:00
場所:セントラルプラザ2F・オンライン
岩石の中には、磁鉄鉱(砂鉄)をはじめとする、微小な磁石の性質をもつ鉱物が含まれています。これらの鉱物は、過去における磁場の向きや強さを記録する性質をもち、地球や惑星で過去に起こったさまざまな物理現象を読み解く手がかりとなる磁気情報を、いわば「磁気の化石」として現在に伝えています。 こうした岩石に残された磁気記録を読み解く学問は「古地磁気学」と呼ばれ、地球内部の活動や地球表層の変遷、さらには惑星がどのような環境で誕生し、進化してきたのかを探る重要な手がかりとなっています。 本講座では、天然の岩石や隕石に残された磁気記録に注目し、太陽系の誕生期から現在に至るまで、地球や惑星、そして太陽系全体の磁場環境がどのように変化してきたのかを、最新の研究成果を交えながら紹介します。 専門的な内容についても、背景となる基本的な考え方に触れながら、磁気という視点から太陽系の進化を読み解く面白さをお伝えします。
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12月05日(土)
オープンカレッジ
惑星と衛星がなす系を、生命環境として理解する。【講師:木村 智樹准教授】
時間:10:30~12:00
場所:セントラルプラザ2F・オンライン
広大な宇宙の中で、惑星と衛星が形成する系は、生命を育む環境が生まれる可能性が最も高い場所だと考えられています。本講座では、惑星−衛星系を生命環境という視点から捉え直し、その複雑なメカニズムの解明に挑みます。 私たちが注目するのは、この系を構成する宇宙空間、大気圏、海洋、そして天体内部で起こる様々な物理過程です。これらの現象を理解するために、実験、探査機による直接探査、望遠鏡を用いた遠隔観測、最新のデータ科学、そして理論的アプローチを総動員します。多角的な研究手法を組み合わせることで、生命環境の本質に迫ります。 この研究が目指すのは、人類が長年抱いてきた根源的な問いへの答えです。「地球以外の天体に生命環境は存在するのか?」そして「もし存在するとしたら、それはどのようにして発生し、どのようなメカニズムで維持されているのか?」これらの壮大な問いに、最新の惑星科学の知見から迫ります。 地球という生命に満ちた惑星を手がかりに、宇宙における生命環境のあり方について考える、知的好奇心を刺激する講座です。