教員紹介

北海道・長万部キャンパス教養部には、英語から人文・社会科学、数学・自然科学、健康・ スポーツ科学まで幅広い分野の個性的な教員が常駐しています。全教員は学生たちの学ぶ意欲 に十分応える講義を提供するだけでなく、学寮内で気さくに雑談したり勉学などの相談にのったりします。

⻑万部キャンパスでの学び

英語

日本人とネイティブの教員で運営しています。小さなキャンパスなので学生との距離の近さでは他のキャンパスには負けません。英語に関する他愛のない質問からアカデミックな質問までできる限りの対応を行います。

英語は日本人教員1名、ネイティブ教員(カナダ人、アメリカ人)2名の3人の専任教員で運営しています。他のキャンパスとは異なり少数のメンバーしかいませんが、小さなキャンパスなので学生との距離の近さでは他のキャンパスには負けません。英語に関する他愛のない質問からアカデミックな質問までできる限りの対応を行います。例えば、英単語の語源などについての質問があれば、研究室にある辞書、研究書など使って、一緒に疑問点を解決していきたいと思います。

科目について

2021年に長万部キャンパスで開講される英語科目は以下の5つです。

  • English Reading & Writing 1,2
  • English Speaking & Listening 1,2
  • Introduction to Practical English
  • Introduction to Oral English
  • Introduction to International Communication

各科目の内容は、(1) がアカデミックなレベルでの英語の読解力と作文力の向上、(2)がアカデミックなレベルでの英語の発話力と聴解力の向上、(3)がTOEIC対策によるTOEIC得点上昇、(4)と(5)がアカデミックなレベルでの英語プレゼンテーション力の向上を目指します。これに加えて、英語の歴史的発達を理解するための「英米文化論」という一般教養科目授業も開講されます。いずれの教科も2年次以降の神楽坂キャンパスでの学習、研究との接続を意識して実施していく予定です。

人文・社会科学

人文・社会科学は文学・経済学など、人間の思考や行動のメカニズムを幅広く学ぶ分野です。人文学は過去を知ることで未来を考える「歴史学」を中心に、社会科学は身近な地域の歴史から政治を考える「政治学」を中心に学びます。

「歴史学」とは、過去を生きた先人たちがのこした文字やモノなどから、今を生きる私たちが現在のみならず、未来を考えるための知恵やノウハウを学ぶためのものです。長万部キャンパスでは、日本史のなかでも江戸から昭和期を中心に、とりわけ身近な北海道とその周辺地域をフィールドとして学びます。「政治学」とは、政治を対象とする学問分野で、みなさんが有権者の1人として政治に参加する際に役立ちます。長万部キャンパスでは、身近な北海道という社会から、日本の政治(選挙・政党)について学びます。

科目について

  • 「歴史学」では、北海道を中心に、近現代における日本の通史のほか、これまで男性を主体として理解されがちな歴史について、女性の存在をクローズアップし、過去を学ぶことの有効性やその意義について考えます。
  • 「歴史と人間」では、近現代の日本政治のリーダーたちの歴史や、北海道とその周辺をフィールドとして、先住民族であるアイヌ民族の歴史・文化について学びます。
  • 「政治学」では、北海道の政治(政党、選挙)の歴史を概観します。
  • 「政治と社会」では、北海道の地域社会ごとに、地方の政治を学びます。
  • 「初年次教養ゼミA・B」では、身近な地域の歴史・文化を学ぶなかで、社会人としてのマナーのほか、文章(メール)の書き方、発表の仕方などの汎用性の高い基本的スキルの向上を目指します。

数学・自然科学

充実した数学系・自然科学系科目カリキュラムを備えています。数学的なものの考え方の基礎から始まり、数学理論の基本とされている数式処理計算や化学、物理学、生物学などの基礎を学ぶ教科プログラムを組んでいます。

数学分野

科学技術が支える現代社会では、その状況の分析や、その問題解決への道筋を手繰り寄せる過程において、数学(数学そのものや数学的思考)および数学に基礎をおく科学理論・科学技術の重要性は大きいです。それを踏まえ、当教養部では、充実した数学系科目カリキュラムを備え、数学的なものの考え方の基礎から始まり、数学理論の基本とされている数式処理計算までを標準的に学ぶ教科プログラムを組んでいます。2年次以降、専門部に進み、各自の専門分野を学んで、それをもって社会の諸問題の解決を試みる場において、数学的にものを考えることができ、実際にそれに適合する数学がある場合にはそれを見つけ出し、それを適用できる人材の育成を考えています。

自然科学分野

自然科学は、森羅万象・多種多様な階層の自然現象を観測・実験によって分析・解析し、その根底にある理(ことわり)、究極にはごく少数の基本法則での説明を探求する学問です。例えば、化学においては原子・分子を基本に巨視的な物質の成り立ち・性質の探求を行い、物理学においては原子を構成する元となる素粒子とその相互作用から、宇宙空間のように物質とは思えないものまでを扱います。生物学においては、生命の起源と種の保存・進化など、非生物にはない現象を探求しています。このような探求は純粋に学問的な探求心ですすめられ直接的に何か役に立つという要素は少ないです。

そのため、多くの場合自然科学の成果は、同じ理系ではあるが工学を通じて人間社会に還元され、結果として専門性の異なる学部・学科の皆さんにはなかなか接点がないように感じるかもしれません。
しかしながら、自然科学の探求では、既存の数学という言語でさえ記述できるのかどうはわからないような基本法則を探求しているので、その関係性を言語で記述すること自体が創造的な活動です。
自然科学の学問を進める過程では、データとしては一見複雑な現象・経験則を、少数の関係性に整理していくという活動を行い、作業仮説としての基本法則として具現化し、データを再現できるのか、あるいは実験で検証できるのかという地道な作業を行って高校教科書に載るような基本法則=定説としてきました。

この自然科学の学問体系の成立の裏側をみることは、複雑な問題へのアプローチへいろいろな示唆を与える可能性があります。大学に所属している教員はその分野の研究者であり、最新の研究の話題でどのような試行錯誤が行われ、どのような方向性で体系化しようとしているのか、教えてくれるでしょう。従って、自然科学に直接興味を持っていただくことを歓迎するとともに、実は自然科学の最新の研究の過程こそ「教養」として役立つ可能性があるのではないでしょうか。

健康・スポーツ科学

体育実技を通して運動技能を修得し、仲間とのチームワークを養います。長万部キャンパスの広大な敷地や自然を利用したゴルフやテニスなどの競技、体育館を利用したさまざまな実技種目を経験することができます。

体育実技は運動技能を修得するとともに、プレーを通して熱意や意欲、仲間とのチームワークを養うことで、生涯体育の一環として楽しく実践することを目的としています。
長万部キャンパスの理念に基づく自然教育として、広大な敷地を利用してのゴルフやテニスなどの競技、体育館を利用したさまざまな実技種目を経験することができます。
ゴルフにおいては総打席数20以上、最深部は200ヤードを超える練習場を備えており、多くの人が同時に練習できる贅沢な環境が整っています。経験者でもほとんどのクラブでボールの着地点まで見える広さが十分あります。また、テニスコートは3面あり、受講者は多くの球を打つことができることから、最終的には初心者でも簡単な試合ができるまで上達することができます。
このような充実した運動施設で定期的に運動することは身体の健康はもちろんのこと、精神面の健康の維持に寄与することからぜひ受講するようにしてください。体育実技を通して自分の体に向き合い、人間についての理解を深められることを期待しています。

教員紹介

英語

市川 誠准教授

教員プロフィール

主な担当科目

Reading&Writing1/Reading&Writing2/Introduction to Practical English1/Introduction to Practical English2

研究分野

英語学(英語史)

研究テーマ

古英語期の写本に見られる屈折語尾の揺れの記述・説明/古英語期におけるラテン語作品の翻訳手法/古英語期におけるラテン語文法の受容/理系教育機関における英語教育

担当の授業紹介

北海道・⻑万部キャンパスで私は3つの授業を担当します。 (1) ʻReading & Writingʼでは、英語のリーディングとライティングの理解に焦点を当てます。題材として、国際デザイン経営学科がモットーとして掲げる現代社会における「やっかいな問題」(wicked problems) を解決するために不可欠な、社会をデザインし、経済に影響を与える科学技術を取り上げます。(2) ʻIntroduction to Practical EnglishʼではTOEICの問題を解き、問題の解説を行うことで、受講生のTOEICスコア上昇を目標とします。(3) 「初年次教養ゼミ」では私の専攻である英語の歴史を扱います。現在、英語は3億人7千万以上の母語話者を有する世界的な言語です。その歴史は、ゲルマン⺠族がヨーロッパ大陸からブリテン島に渡った⻄暦449年に遡ります(文献に現れるのは8世紀からです)。⻄暦449年から現在まで、英語は、ヴァイキングの襲来、ノルマン征服などさまざまな外面的な事件を契機とし、その様相を大きく変えてきました。このゼミでは、英語という言語の発達、発展を歴史的に考察し、学んでいきます。

受験生へのメッセージ

北海道・⻑万部キャンパスでみなさんにお会いすることを楽しみにしています。

英語

Ross Cooper
Associate Professor

教員プロフィール

Subjects

Listening&Speaking1/Listening&Speaking2/Introduction to Oral Communication/Introduction to International Communication

Research Area

English Language Education (International Communication, Public Speaking)

Research Theme

English Language Education

Life at T.U.S Oshamambe Campus

The T.U.S. Oshamambe campus is situated in a small fishing and onsen village.
Oshamambe offers the first year student something other universities can’t…. The freedom of living away from home with the safety of dorm life in a small village setting. Students attend T.U.S. for a first rate education and are further treated to a university experience unlike any other. With small class sizes, accessible professors, a wide variety of field trips, and dormitories with onsens, T.U.S. offers an unparalleled educational experience.

The T.U.S. Oshamambe campus has a student body of around 200 students. With 14 faculty members, the campus boasts a very high student-teacher ratio. This high ratio enables students to get to know their professors personally (something that rarely happens on large campuses) and allows for individual attention in the classroom. With no teacher assistants, the professors lead the lectures and are always available and willing to assist their students.

The university organizes many exciting field trips during the course of the year. These outings offer students the opportunity to experience all of the beauty and nature that is so abundant in this area. Whether hiking on Oshamambe Mountain, or exploring an active volcano, or visiting the town of Kuromatsunai to see the Buna Trees, T.U.S. Oshamambe ensures that students discover all the natural wonders of the region.
Home to unsurpassed natural wilderness many students spend part of their summer break touring around the island. In addition to the many field trips, the university also hosts ski trips to local mountains (some of the best ski mountains in all of Japan). When not exploring, students reside at the well-appointed university dormitory.

At T.U.S. Oshamambe the students live in male and female dormitories. With an emphasis on group participation and camaraderie, dormitory life offers the first year student not just a place to live, but a place to make lasting friendships as well as a place to call home.

英語

David Michael Brown
Assistant Professor

教員プロフィール

Subjects

Listening&Speaking1/Listening&Speaking2/Introduction to Oral Communication/Introduction to International Communication

Research Theme

Communicating Effectively Using English

Points About Oshamambe Campus

It's a beautiful campus located in rural Oshamambe, which is about 2 hours from both Sapporo and Hakodate.

About Myself

My name is David Brown. I'm from Los Angeles, California in the US, and I have lived in Oshamambe for almost 10 years.

Message for Candidates

Oshamamabe Campus offers students a unique opportunity to enjoy a variety of different experiences, including skiing, golfing, mountain climbing and much more. I hope you have an opportunity to come to Oshamamabe in the future.

人文・社会科学

井上 敬介准教授

教員プロフィール

主な担当科目

地域連携論1/政治と社会/歴史と人間/政治学/歴史学

担当分野

日本近現代史(北海道史、政治史)

研究テーマ

北海道の選挙と政党の歴史

担当の授業紹介

地域連携論1、政治と社会では、北海道の地域社会という身近な視点から、固有の歴史や政治的特色を学んでいきます。一方で、政治学、歴史学では、広い視点から、日本近現代史、政治史の基本的な流れを学びます。歴史と人間では、各時代の日本の政治指導者(浜口雄幸、原敬、板垣退助ら)に視点を当て、その歴史的役割を学習します。
多様な視点から日本近現代史を学ぶことで、今日の北海道の地域社会や日本の政治が抱える課題を一緒に考えたいと思います。

受験生へのメッセージ

歴史科目に限らず、知識の定着には反復学習が大切です。繰り返し学んでいきましょう。

人文・社会科学

菅原 慶郎講師

教員プロフィール

主な担当科目

歴史学/歴史と人間/文化と文学(アジア語圏)/初年次教養ゼミA・B

担当分野

歴史学(日本近世・近代史、北方史、経済史)、博物館学

研究テーマ

日本の近世・近代における商品流通史/北方世界の地域史/同時代日常資料の記録保存方法

歴史学を学ぶ意味

歴史学は、単なる暗記や趣味の世界にあらず。実は過去から学ぶことで、現代の社会情勢(狭義には、今の自分が置かれた環境と言い換えることができるかもしれません)について冷静に判断すること、つまり少々広い視野から俯瞰することができます。例えば、災害・疫病・戦争などは、これまでの歴史のなかで、幾度となく繰り返されてきました。今があるのは、このような苦難を懸命に乗り越えてきた先人たちのお陰ともいえます。いうまでもなく、そうした先人の苦労から学ぶことは現代を考えることのみならず、未来を考えるうえでもとても有益なヒントを得ることができます。

受験生へのメッセージ

「真の学問」とは、授業で学んだことを超越し、生きるうえで自分にとって大きな糧になります。北海道・長万部キャンパスで多分野の新たな知的世界に触れることで、生きるための糧を探してみませんか。また寮生活の環境が整った長万部では、周囲の人たちと密なコミュニケーションをとることで、自然と社会人として必要なルールやモラルも身につけることができます。さあ、「真の学問」を探求し、社会人になるための足慣らしをしにいらっしゃい!!

数学・自然科学 数学分野

五十嵐 雅之教授

教員プロフィール

主な担当科目

数理科学/微分積分学及び演習1*/基礎数学及び演習*

担当分野

微分幾何学

研究テーマ

完全積分可能な測地流を持つリーマン多様体の研究

担当授業の紹介

『微分積分学および演習1』は1変数関数の基本とその微分と積分について講義し,演習を行います。基礎的なところから具体的計算までをわかりやすく解説するつもりです。『基礎数学および演習』は、大学の数学を学ぶために必要な数学の基礎的内容を授業します。数学が不得意な学生さんこそ受講していただきたい科目です。

長万部キャンパスの魅力を紹介

1年生の学生さんが主役であり、勉強も課外活動も積極的に取り組むことにより多くを学ぶことができるキャンパスです。

受験生へのメッセージ

受験を乗り切り、大学で未来を切り開いていただきたく思います。東京理科大学はお勧めの大学です。

数学・自然科学 数学分野

橋爪 洋一郎准教授

教員プロフィール

主な担当科目

統計入門/線形代数学及び演習1*/線形代数学及び演習2*

担当分野

数理・統計物理学

研究テーマ

複雑な系の平衡状態や非平衡現象を記述する統計力学の研究・量子コンピュータの原理と応用の研究・センサーデバイスと情報処理の研究など

数学が拓く教養の拡がり

例えば象1頭や牛乳1リットル、粒子1つ、1年間などはいずれも数字の1として表現できます。そして1とか2とかの具体的な数字を抽象的にx(エックス)という変数で表すと、象の特徴や牛乳から生み出されるものを関数f(x)として扱うことができます。このように、数学はその抽象性からほとんどあらゆる事柄の計量性につながっていて、客観的に物事を理解する土台となり、判断をして先へと進む助けになります。そのため現代社会を支える根幹となる専門的な事柄を学び発展させていくために、数学を修得しておくことは教養の1つとして今後もますます重要になってくるでしょう。そんな数学を学生の方達と楽しく勉強していきたいと思っています。

受験生へのメッセージ

大学では、勉強に対するスタンスが高校までとは大きく変わります。これまでは試験で良い点を取る事が目的の1つだったかもしれませんが、入学試験の先にある勉強はそういったわかりやすい目標があるわけではなく、その目的や価値を自ら見出す必要があります。「楽しいから」「知りたいことがあるから」「就きたい職業に必要だから」「取りたい資格があるから」など、各人にとってその価値は異なるでしょう。ただ、確実に言えることは、与えられる知識と技能を他の誰かより上手に使いこなすだけで誉められた時代は入試で終わります。その先に進むには、何を学ぶか・どのように学ぶか・その知見をどう活かすか、それらを自ら選んで組み合わせ、コーディネートしなくてはいけないのです。しかし、だからこそ非常に楽しくもあります。是非一緒に勉強しましょう。

数学・自然科学 数学分野

江夏 洋一講師

教員プロフィール

主な担当科目

プログラミング基礎1*/プログラミング基礎2*/微分積分学及び演習2*

担当分野

解析学(非線形微分方程式)

研究テーマ

数理生物モデルに現れる微分方程式の解の安定性

担当の授業紹介

プログラミング基礎では、通年にわたって、Python をプログラミング言語とした単元が進みます。
Python は、経済・経営分析、Webアプリ開発、数値計算や機械学習等のさまざまな分野で使われています。
演習課題を通して、実社会でも広く活用されている Python への理解を深めていきましょう。

受験生へのメッセージ

誰でも経験する失敗と思える出来事ほど、学べることが多いものです。人生、一生勉強です。

数学・自然科学 自然科学分野

佐藤 喜一郎教授

教員プロフィール

主な担当科目

コミュニケーション技術/コンピュテーション技術/現代物理学概論/教養数理科学/現代数理科学概論

研究分野

素粒子物理学(素粒子論/量子重力理論)

担当の授業紹介

「コミュニケーション技術」ではインターネットの技術を解説します。インターネット(The Internet)は地球規模のコンピュータネットワークであり、まさに国際的に情報交換が行える仕組みです。インターネットでは、電子メールが送受信でき、Webで情報を交換することができます。これは、情報を交換するためのプロトコルがインターネットを支える通信回線の上に多層に組み立てられ標準化されているためです。この標準に従っていさえすればスマホであろうがPCであろうが世界最高速のスーパーコンピュータであろうが、家電製品であろうがインターネットの前には平等で、すべて同じように接続できます。皆さんに身近なネット=wi-fiはその特定の階層の技術であり、インターネットの本質ではありません。この授業でその仕組みを皆さんが使用しているPCなどのデバイス自身(BYOD)を演習に使用して明らかにしていきたいと思います。

数学・自然科学 自然科学分野

竹内 謙教授

教員プロフィール

主な担当科目

現代化学概論/地域連携論1

研究分野

無機材料化学

研究テーマ

ホタテ貝殻の有効利用/ケガニ養殖に関わる研究/洞爺湖の成り立ちに関しての調査/ストロンチウムの溶液内からの除去/中低温型の固体酸化物型燃料電池の電極開発

長万部キャンパスの魅力を紹介

長万部町は内浦湾(通称:噴火湾)沿いにあり、長い海岸線を有します。そのため、高台に建つ本学の学寮からは、海から昇る美しい朝日を見ることができます。長万部町の主要な産物は、この噴火湾で養殖されているホタテやケガニをはじめとした海産物です。現在、私はホタテ貝殻の有効利用や、ケガニ養殖に関わる研究を主に行なっております。もし、これらの研究に興味がある学生さんには、研究に参加していただければとも思います。

受験生にメッセージ

長万部キャンパスは国内でも稀有な、1年生のみが全寮制で勉学に励むキャンパスです。卒業生の多くは、この1年間をかけがえのないものと感じるようで、卒業後20年経っても、機会があるたびに、友人どうしで集まって、この1年のことを懐かしみ語り合っていると聞きます。みなさんが長万部キャンパスに来られた際には、他ではなかなか得難い1年間を過ごすことでしょう。ぜひとも長万部でお会いできればと思います。

数学・自然科学 自然科学分野

橋本 茂樹教授

教員プロフィール

主な担当科目

生命科学入門/生命科学概論/現代生物学概論

研究分野

生物有機化学、化学生物学、生体物質化学

研究テーマ

膜透過型抗菌ペプチドの作用機構の解明/ループ構造をもつ抗菌ペプチドの特性改変/教養の生物学/道南地域の温泉の活用

長万部と周辺の魅力を紹介

山、海、川があり、手つかずの美しい自然が残されています。天然温泉が至る所にあり、様々な泉質の温泉を手軽に楽しめます(湯は新鮮な源泉掛け流しです)。都会の喧噪とは無縁の場所ですので、心穏やかに生活できるのも魅力です。里山的な場所ですが、食料、医療、情報にはそれなりにアクセスでき、思っている程、生活は不便ではないです。

受験生にメッセージ

生物学は高校の学習では、考えずに暗記する科目と見なされがちです。しかし、実際の生物学は、自然界の現象に疑問を抱いて仮説を立て、謎を解明していく「考える学問」です。授業では、生物の細かい仕組みにはこだわらずに、マクロな視点で生物を捉える話をします。授業を通じて皆さんに、生物の巧妙さ、奥の深さ、大切さを少しでも実感してもらいたいです。

数学・自然科学 自然科学分野

田村 早苗教授

教員プロフィール

主な担当科目

情報基礎及び演習1*/情報基礎及び演習2*

研究分野

計算化学

研究テーマ

焼成ホタテ貝殻粉末による水溶液からの金属の回収

長万部キャンパスの魅力を紹介

育った場所も価値観も全然違う人たちと一緒に、これまでと全く違った生活環境で、一年間寝食を共にし、同じ時間と空間を共有する…。日本の他の大学では経験できない環境が、北海道・長万部キャンパスにはあります。ここで培われる、価値観の多様性を認め合う姿勢や、異文化への対応力、そして、全寮制教育で形成された濃密な人間関係は、みなさんが世界に羽ばたいていくときに、きっと支えになるはずです。

受験生にメッセージ

大自然に囲まれた北海道・長万部キャンパスでの「一年間限定」のキャンパスライフを経験した後、みなさんは何に「気付ける」でしょうか。ここはけっして便利なところではないけれど、いろいろな「便利」や「あたりまえ」をあえて切り離したとき、現在の日本が抱える問題が見えてくるかもしれません。

健康・スポーツ科学

鄭 稼棋講師

教員プロフィール

主な担当科目

健康スポーツA/健康スポーツB/シーズンスポーツ実習1/比較文化論1

自己紹介

健康スポーツと初年次教養ゼミを担当します、台湾生まれ、鄭稼棋と申します。
小さい頃から、スポーツ観戦が好きで、大学院時代はスポーツ社会学とスポーツ人類学を専門としていました。私はスポーツの魅力には、『する楽しさ』『観る楽しさ』『集う楽しさ』などがあると信じています。
また、2021年の夏に開催された東京オリンピック大会のような国際的なイベントでは、参加者の国境を越えて、スポーツ通じ、国際交流が行われます。グローバル社会の現在、海外にいない私たちはどうやっていろいろな民族や外国人と交流できるだろうか、またどうやって安全、安心にグラウンドで運動とスポーツをできるだろうかを考えました。初年次教養ゼミと健康スポーツの授業では、比較文化論、異文化コミュニケーション、身体と恋愛論、アウトドアスポーツ、ゴルフ練習する方法を伝えていきたいと思っています。

受験生にメッセージ

スポーツは社会の縮図だと言います。社会で起こり得る問題はスポーツの中にさまざま存在しますので、スポーツを通して社会で生きるための考え方や生き方が学べるのです。学生時代に勉強でも、試験でも、スポーツでも、精一杯挑戦して欲しいと思います。もし困ったことがあれば、いつでも研究室へ来てください。

*経営学部国際デザイン経営学科基礎科目