メンバー

小柳 潤

先進工学部マテリアル創造工学科 教授

【研究課題】高性能CFRPフライホイールの開発

CFRPの周巻き円盤を用いて高性能なフライホイールバッテリーを開発した。フライホイール内部の構造を工夫することによって従来のCFRPフライホイールと比較して1.5倍程度の回転数に耐えられる設計を用いた。成形が終了し、次年度スピンテストによる検証試験を実施する予定である。一方で、月面では、フライホイールのケースだけを運んでいって、現地のレゴリスをもちいることで機械式バッテリーとすることが都合良く、CFRPフライホイールは地面のない宇宙での適用が期待される。

研究分野

機械材料・材料力学 (複合材料工学 計算力学 実験力学 航空宇宙工学)

研究キーワード

複合材料

研究経歴

複合材料工学全般

インタビュー

■なぜ宇宙の研究をすることになったか?

幼少期より宇宙に興味があり、将来は宇宙に関連する研究をしたいと考えていました。
大学ではCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastic、炭素繊維強化プラスチック)の研究に携わり、その研究がきっかけで宇宙に活用できるCFRP研究をすることになり、宇宙に関連する研究の仕事をすることになりました。

■研究開発した、あるいは、している技術をつかって宇宙で実現したいことは?

「宇宙エレベーター」を実現したい。
静止軌道上にある気象衛星までのエレベーターを実現し、今ロケットで運んでいる物資などを運ぶことができるようになる。
地上から気象衛星までは約36000キロあり、その長さの強いケーブルを作ることが必要不可欠となる。この強いケーブルを作るためのCFRPの開発に力を入れていきたいと考えています。

■地上で実現したいことは?

宇宙エレベーターにも関連しますが、強いケーブルを開発たいと考えています。宇宙エレベーターに使うケーブルは、今ある一番強いCFRPの10倍の強度が必要となります。このケーブルを開発することで、地上にも様々な用途があり、宇宙エレベーターの夢にも近づくと考えています。

■研究していて印象に残ったこと・楽しいと感じたことは?

宇宙の研究にはロマンがあり、やりがいがあります。
飛行機の胴体や、衛星の構造など自分が研究したCFRPが実際に形となり、世の中にでて使われていることは、研究をしている喜びです。