本学教員らの研究成果を科学新聞が紹介

2021.05.25

本学理工学部 応用生物科学科 古屋 俊樹准教授と理工学部応用生物科学科朽津 和幸教授
及び理工学研究科応用生物科学専攻 黒川 摩利氏(2019年度 修了)らが開発した、植物の免疫システムを
活性化する微生物の簡便なスクリーニング手法が科学新聞で紹介されました。

【研究の要旨とポイント】

・微生物を植物培養細胞と試験管内で接触させ、植物培養細胞の免疫応答の指標として
活性酸素種の生成を計測することにより、微生物の植物免疫活性化能を評価する手法を
開発しました。
・有機栽培で育てられたコマツナの内部から約30株の細菌を分離し、開発した評価手法に
供しました。その結果、一部の細菌は、植物培養細胞が免疫応答反応の一環として誘導する
活性酸素種の生成を亢進することがわかりました。これらの細菌を接種した植物は病原菌からの
攻撃に耐えられるようになりました。
・開発した手法は植物の免疫システムを活性化する微生物の取得を効率化でき、微生物農薬の
実用化、普及に貢献する技術として期待されます。

■ 掲載メディア
『科学新聞』 2021年5月21日

■ 本学プレスリリース2021年4月14日

プレスリリースのページ
https://www.tus.ac.jp/today/archive/20210414_3435.html

理工学部 応用生物科学科 古屋 俊樹准教授のページ:
https://www.tus.ac.jp/academics/teacher/p/index.php?6D15

理工学部応用生物科学科朽津 和幸教授のページ:
https://www.tus.ac.jp/academics/teacher/p/index.php?32ee