お知らせ 2021/10/27
文部科学省 宇宙航空科学技術推進委託事業の「人文社会×宇宙」分野越境人材創造プログラムに採択されました。
文部科学省では、宇宙利用の裾野拡大を目的として、理工系分野の研究開発や人材育成のため委託事業を行っていますが、今年度から人文・社会科学系分野に拡充し、同委託事業に「『人文社会×宇宙』分野越境人材創造プログラム」が新設されました。
本学では、2015年度から2020年度までの2期に渡り同委託事業の宇宙航空人材育成プログラムにおいて高校生・大学生を対象に宇宙科学技術を担う研究者や技術者等の養成を行ってきました(プログラム名:最先端宇宙科学技術の本物体験で学ぶ「宇宙教育プログラム」)。3期目となる今期は、本学の理工学系と人文社会科学系の教員が連携し、今までの宇宙教育の実績と本学の伝統的な教員養成を組み合わせ、教育学×宇宙をキーワードに、大学生・大学院生を対象に「探究学習向け『宇宙教育プログラム』の開発と実践」を行っていきます。
プログラム参加学生の募集は、2022年4月に行う予定です。
【プログラム概要】
主体的・対話的で深い学びに基づく中高生向けの宇宙教育教材・カリキュラムを開発、実践できる大学院生・大学生を育成する。
宇宙飛行士や宇宙分野の研究者・技術者らが持つリーダーシップや柔軟な思考、的確な判断力等の基本姿勢や思考パターンを宇宙教育プログラム指導要領として定式化する。これをもとに、学生に探究学習向けの宇宙教育コンテンツを開発、実践させることで、将来、教育現場で「宇宙で学ぶ」ことを通じて「生きる力」を育む教育ができる人材へと導く。
また、コンテンツは、総合的な学習(探究)の時間や課外活動で活用できる教材として普及させ、文理の枠を超えた宇宙教育の浸透を目指す。