実施報告 2025/03/12
3月8日(土)~9日(日)に本学野田キャンパスでBootcamp4を行いました。
Bootcamp4では、パラボリックフライト実験の結果や経験に基づいたグループワークと、実験結果報告会に臨みます。
2日目はプログラムを締めくくる「実験結果報告会」。
宿泊先から野田キャンパスへ到着後、最後のグループワークに臨みました。
まもなく報告会開始時刻。
ビジネスパートナー各社の担当者や学校関係者、過年度受講生が会場に到着し、外部評価委員会委員もオンラインで報告会開始時刻を待ちます。木村先生から出席者に向けたプログラム概要の説明があったのち、いよいよ報告会がスタートです。
1班「Toz」による発表テーマは「重力によるパウダーの付着度の違いを調べる」。宇宙で使用するパウダーとして適切な粒子の大きさと、ケースのデザインが提案されました。
続く2班「チーム甘党」による発表テーマは「宇宙で遊べる体験型おもちゃ」。宇宙に長期滞在する男の子をターゲットにしたおもちゃの提案と、将来展開としてのアート的観点や大会の開催について提案がありました。
最後を飾る3班「宇宙世紀少年」による発表テーマは「無重力環境における固形調味料の粉砕方法を確立する」。宇宙で料理をするための「宇宙ミル」の商品開発に向けた提案がありました。
質疑応答と講評では、ビジネスパートナー、外部評価委員会委員、本学教員から、各チームの報告内容に関する質問やアドバイスがありました。白熱した意見交換が続き、当初予定を大幅に過ぎて報告会は終了。報告会を終えた受講生の表情からは、達成感が窺えます。
その後、野田キャンパス内「レストラン 赤レンガ」に場所を移し、昼食を兼ねたビジネスパートナー・過年度受講生交流会を開催。途中、過年度受講生による自己紹介や、本学学生ベンチャー「株式会社宇宙の学び舎seed」による活動紹介も挟みながら、短い時間ではありましたが、受講生同士での親交、ビジネスパートナーや過年度受講生との交流を深めました。
そして閉講式。向井千秋特任副学長から受講生1人ひとりに修了証が授与されました。
また、優秀な成績を残したチームに贈られる「向井賞」には「Toz」が、ビジネスパートナー賞には「チーム甘党」、宇宙港賞には「宇宙世紀少年」が選ばれ、それぞれ賞状と副賞が授与され、最後に参加者全員で記念撮影をして解散となりました。
2024年度のプログラムはBootcamp4をもって終了し、22名の受講生が修了しました。
プログラムを通じて得られた知識や経験、仲間とともに、みなさんの今後の活躍に期待します。
※「宇宙教育プログラム」は、宇宙分野を先導する次世代の人材を育成する、東京理科大学が実施する教育プログラムです。今期(2024~2026年度)のテーマは「ビジネス×宇宙」。小型人工衛星や宇宙旅行など、民間の宇宙利用が急速に発展するなかで、宇宙産業界では将来の宇宙進出に向けた技術開発・教育・旅行・観光などのビジネスが活性化しています。プログラムではこのようなビジネスを「宇宙志向ビジネス」と呼び、宇宙志向ビジネスを牽引する人材、さらにはこのような人材を育成する教育者・指導者を育成することを目的に、高校生と大学生メンターを対象とした教育プログラムを実施します。
※本プログラムは、文部科学省の地球観測技術等調査研究委託事業(宇宙航空科学技術推進委託費)「宇宙志向ビジネスを先導する人材を育てるBootcamp in 大分」により実施するプログラムです。