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宇宙教育プログラム 第12回を開催(2/12・開催報告)

実施報告 2018/02/13

2月12日(月・祝)に本学神楽坂キャンパスにおいて、平成29年度宇宙教育プログラム第12回を実施しました。

第12回は、 パラボリックフライト実験報告会、朽津和幸教授(理工学部応用生物科学科)による講義「宇宙における人間と植物: 人間のパートナー「植物」を理解し、共に生きる」、中野正貴氏による講演「植物が重力を感じるしくみを探る: 宇宙・パラボリックフライト・地上実験の経験を交えて」が行われました。

パラボリックフライト実験は、航空機が放物線を描く飛行を行うことによって、機内に約20秒間の微小重力環境を作り、その中で実験を行うものです。「宇宙教育プログラム」では、微小重力を体験するだけでなく、制約条件下での実験テーマの選定と実験の計画、実験装置の開発、不具合への対策、実験運用の計画と実施、実験データの解析、様々な制約下でのプロジェクト管理など、宇宙開発を実施するうえで重要なプロセスを体験します。同実験は、1月13日(土)、14日(日)に実施しました。

パラボリックフライト実験報告会は、受講生(大学生20名、高校生10名)、関係教員、一般から募集した聴講者が参加し、本年度の受講生30名が6グループに分かれ、実験内容とその結果を報告しました。(パラボリックフライト実験の様子はこちら)
受講生はグループごとにプレゼンテーションを行い、その内容をもとに当日参加した方が評価します。評価の結果、最上位のグループは3月18日(日)に行われる宇宙教育プログラム閉講式において表彰されます。

 
 
 

また、朽津和幸教授(理工学部応用生物科学科)による講義、中野正貴氏による講演では、いずれも生物、植物の観点から「宇宙」について論じていただきました。

 

受講生からは「パラボリックフライト実験では予定どおりうまくできなかったが、一つの成果として無事に発表することができたことはよかった」、「これまで、物理や工学の観点から“宇宙”を考えることが多かったが、今日の講義、講演では生物の観点から“宇宙”を見ることができて新鮮だった。」といったという感想が聞かれました。

 

本プログラムは、講義、講演のうちの一部について、聴講者を募集しております。
平成30年3月18日(日)に神楽坂キャンパスで行う第13回については、3月16日(金)午前9時まで聴講者を募集する予定です。

詳細は、宇宙教育プログラムのHPをご覧ください。
宇宙教育プログラム:https://www.tus.ac.jp/uc/

※宇宙教育プログラムは、文部科学省による平成29年度地球観測技術等調査研究委託事業により、実施するプログラムです。

※本学で実施する宇宙教育プログラムは、宇宙飛行士の向井 千秋特任副学長を研究代表者とし、「本物の知識」「本物の技術」「本物の体験」「本物との交流」を軸として、大学生、高校生を主な対象とし、講義、講演、体験実習を通じて知識と技術を修得すること、及び宇宙関連施設の訪問、微小重力実験等の本物体験を実施します。