高校生と高校理科教員のための微生物学実験 開催報告
夏期休暇を利用して、高校生と高校理科教員を対象に微生物学実験を開催し、高校生27名、高校理科教員4名の参加がありました。
1日目の8月23日は、実験Ⅰ「身近な微生物を確認してみよう！」、実験Ⅱ「薬味の殺菌作用を乳酸菌で調べる」、実験Ⅲ「乳酸菌で太陽光の殺菌作用を調べる」の実験を班（３名）に分かれて行いました。
2日目の8月25日は、各班で実験結果に対する考察等の探究活動を行い、その成果を発表してもらいました。
最後に、講師の坂下丈太氏から実験の解説があり、客員教授 松田良一教授から講評がありました。
参加した生徒からは、「他校の生徒達の発表などを聞けてとても刺激的でした。高校ではできない実験や講習の内容だったので受けてよかったです。」、「高校ではこれから習うようなことを学び、非常に有意義な時間となりました。また、他校の方との交流により、自分自身の考えを練ることができ、とても成長出来る時間だったと思います。またこのような機会があれば参加したいと思います。」、「最初は知らない人と一緒に実験をするのが不安でしたが、徐々に楽しいと感じれるようになりました。 また、先生の補助もありましたが、自分たちで実験のやり方を考えたり、考察したのが、学校でやる実験と違って面白かったです。」などの感想が寄せられました。
微生物（乳酸菌）を実験に活用し、生徒自らが積極的に探究し学ぶ姿勢を養い、測定結果を積極的にディスカッションすることで、科学的洞察力の育成とコミュニケーション能力の向上への実践ができました。
講座の様子
