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2022年度第4回坊っちゃん講座「データとデジタルのちから」開催報告

6月25日(土)に坊っちゃん講座をオンラインで開催し、200名を超える参加がありました。

 

本講座は最先端の研究や応用研究において世界をリードしている研究者が研究の面白さを高校生、中学生および大学生に伝え、勉学意欲の向上と進路選択に資するために開講しております。

 

講演は、柿原先生より、2022年4月に経営学部国際デザイン経営学科(IDM)着任前は、Googleに10年、Yahoo!Japanに4年勤務経験があり、各種のオンラインサービスのユーザー行動分析、マーケティングリサーチ、製品戦略の実務に携わってきたという自己紹介から始まりました。

続いて、1990年代~2020年代のデジタルのインパクトについて、すべてのステージにおいて人間の行動や生活が大きく変化しましたが、その中でも特に、1995年のインターネットの普及と2007年のスマートフォンの登場はエポックメイキングであったとの説明がありました。

巨大なデータを生み出し続けるスマートフォン、日々増え続ける膨大なデータ、データに対する関心の高まりは、データから価値を生むことの重要性に繋がり、データサイエンスやデータアナリティクスへと進化していきました。ここで、データとデジタルのちからを実感するため、Googleトレンド(ある単語がGoogleでどれだけ検索されているかというトレンドをグラフで見ることができるツール)の紹介があり、実際に参加者もスマートフォンやPCを使って様々なデータの推移からトレンドを見ました。

一方、デジタル時代の影の部分として、フェイクニュース、違法アップロード、誹謗中傷、ネット詐欺、炎上等のやっかいな問題から、ネットいじめを例にとり、ネットいじめをデジタルで解決しようとするアメリカ コロラド州の15歳の高校生、ラオさん考案のネットいじめ防止アプリKindlyの紹介もありました。

最後に、柿原先生から、やっかいな問題の解決について、先生が所属する経営学部国際デザイン経営学科(IDM)では、国際、デザイン、デジタル、経営の4つの柱を通じた「共感」と「論理」による問題解決を目指しており、中高生に向けて、「ぜひ入学して、一緒に課題解決に取り組んでいきましょう」とのメッセージがあり講演を締め括りました。

 

その後、参加者から「Q&A機能」を用いて質問を受け、質問を1つ1つ丁寧に、時間を大幅に延長し回答していただきました。長時間、研究室内のPC前に立ちっぱなしで熱量の大きい講演をしていただいた柿原先生にあらためて感謝申し上げます。

 

参加者からは、「ビジネスで鍛えられた先生の課題創出の観点、徹底的にポジディブ面に目を向けてみる視点は大変参考になりました。Googleトレンドも今後活用してみたいですし、Q&Aが大変面白かったです。学びの要素が満載でした。」「終わってからの質問タイムが一番リアルな意見も聞けて、すごく為になったし楽しかった。国立大学の理学部を第一志望にしていますが、東京理科大学に入れたら楽しいだろうなって素直に思いました。」「最近よく聞くデータサイエンスなどの分野に興味があり、受講させていただきました。先生がおられる学科のこともよく理解することができました。今後の進路選択の参考にさせていただきます。」などの感想が寄せられました。

 

オンライン講座の様子 

 

 

 

  • 坊っちゃん講座
  • 高校生のためのサイエンスプログラム
  • 算数/数学・授業の達人大賞
  • 理科・授業の達人大賞
  • 発行物
  • 教育DX推進センター
  • 教職教育センター
  • 東京理科大学
  • 宇宙教育プログラム
  • 数学体験館
  • なるほど科学体験館
  • 協賛 東京理科大理窓ビジネス同友会

東京理科大学 理数教育研究センター
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