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2021年度第12回坊っちゃん講座「大学生になったつもりで連立1次方程式を解いてみよう」開催報告

3月12日(土)に坊っちゃん講座をオンラインで開催し、180名を超える参加がありました。

 

本講座は最先端の研究や応用研究において世界をリードしている研究者が研究の面白さを高校生、中学生および大学生に伝え、勉学意欲の向上と進路選択に資するために開講しております。

 

講演は、先生の自己紹介から始まり、講義概要にあった「りんご1個とみかん1個を買うと160円、りんご1個とみかん2個を買うと250円です。りんご1個とみかん1個はそれぞれいくらですか。」という問題を導入に、行列について説明がありました。

 

講演の途中、手を動かして解いてみましょうと行列の積を求める問が出され、問題を解いてみる時間もありました。大学生でも理屈だけわかってできる気になったからよいという人もいますが、実際に手を動かして解くことで身につくとお話がありました。

 

連立1次方程式の問題を行列で表してみましょうと、計算の途中経過を示しながら、解いていきました。変形によって解を求める「掃き出し法」という方法を使って、問題を解いてみる時間もありました。

 

その後、参加者から「Q&A機能」を用いて質問を受け、1つ1つ丁寧に回答してくれました。

 

中学1年生から「連立1次方程式は生活のどのような場所で役に立ちますか?」という質問があり、「行列で考えるメリットは、連立1次方程式で解くと順々に解いていく必要があるけれど、行列では一発で解けること。また、生活の中では、GPSの仕組みには相対性理論が使われているが、数学の部分は行列を使って考えられている。連立1次方程式そのものでなくても応用したものが生活の中に活用されている。」と説明がありました。

 

参加者からは、「数学科の先⽣からのお話を聞くのは初めてでした。難しそうだなとすこし抵抗があったのですが、とても楽しんで聞けました。」「中学2年⽣にも理解できる内容で、⼤学での勉強が楽しみになりました。」、「説明がわかりやすく、数学をより楽しいと思える時間でした。今後の数学へのモチベーションが上がりました。スライドがみやすく、⾃分でまとめたノートを⾒返して楽しくなります。」などの感想が寄せられました。 

 

 

オンライン講座の様子

 

  • 坊っちゃん講座
  • 高校生のためのサイエンスプログラム
  • 算数/数学・授業の達人大賞
  • 理科・授業の達人大賞
  • 発行物
  • 教育DX推進センター
  • 教職教育センター
  • 東京理科大学
  • 宇宙教育プログラム
  • 数学体験館
  • なるほど科学体験館
  • 協賛 東京理科大理窓ビジネス同友会

東京理科大学 理数教育研究センター
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