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2020年度第2回坊っちゃん講座「国際科学オリンピックに参加しよう!物理オリンピック参加に始まる大飛躍」開催報告

9月19日(土)に2020年度第2回坊っちゃん講座を開催し、130名を超える参加者がありました。

 

本講座は最先端の研究や応用研究において世界をリードしている研究者が研究の面白さを高校生、中学生および大学生に伝え、勉学意欲の向上と進路選択に資するため、2018年度から開講しております。

 

今年度はオンラインで開催しており、第2回は、国際科学オリンピックを取り上げました。高校生の科学の実力を競い合う国際科学オリンピックは毎年世界各地で開催されており、日本からは、数学、物理学、化学、生物学、情報学、地学、地理学の7教科の大会に参加しています。

 

今回は、物理オリンピックを運営している本学元教授北原和夫、東京大学大学院 理学系研究科物理学専攻 教授 長谷川修司氏や国際物理オリンピック2007年イラン大会メダリスト 西口大貴氏、2006年シンガポール、2007年イラン、2008年ベトナム大会メダリスト 村下湧音氏による「国際科学オリンピックに参加しよう!物理オリンピック参加に始まる大飛躍」の講演及びパネルディスカッションがありました。

北原和夫元教授から国際科学オリンピックの概要の説明があった後、講演者3名から15分ずつの講演をいただきました。

長谷川修司氏は国際物理オリンピックの国内予選である物理チャレンジの理論試験、実験レポート課題の内容について、実際に提出された過去のレポートを例に、レポート課題の取り組み方や良いレポートを書くポイントをお話され、物理チャレンジ突破を目指す高校生、中学生に参考になるお話でした。

西口大貴氏は、「物理の世界の広さと未来の自分との出会い」と題し、物理オリンピックに参加したことで、物理学で理解できる範囲の広さを実感したこと、生物物理の研究者との出会いについてお話がありました。高校生の頃から取り組んでいる科学コミュニケーション活動についても紹介があり、物理チャレンジは、参加者それぞれが自分の将来を描くヒントを得ていると締めくくりました。

村下湧音氏は、「物理オリンピックとその広がり」と題し物理チャレンジや国際物理オリンピックに参加した経験、物理オリンピックの面白さについてお話いただき、物理オリンピックの参加や大学・大学での研究が社会人として働いている現在にどのように活きているかについてもお話いただきました。

その後、パネルディスカッションを行い、参加者からの質問に答える形で物理オリンピックを語り合いました。

 

参加者からは、「物理オリンピックや物理チャレンジに参加することで、新たな可能性が広がることが知れて良かった。」「今年も物理オリンピックに参加したが、予選で落ちてしまったので、今日教わったことを参考にして、来年も参加したい。」「今までは、学校の授業に参加し学校の定期テストで良い点をとるだけで満足していましたが、これからはもっと色々なことに挑戦してみようと、やる気をもらえました。」などの感想が寄せられました。

 

 

 

 オンライン講座の様子

 

  • 坊っちゃん講座
  • 高校生のためのサイエンスプログラム
  • 算数/数学・授業の達人大賞
  • 理科・授業の達人大賞
  • 発行物
  • 教育DX推進センター
  • 教職教育センター
  • 東京理科大学
  • 宇宙教育プログラム
  • 数学体験館
  • なるほど科学体験館
  • 協賛 東京理科大理窓ビジネス同友会

東京理科大学 理数教育研究センター
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