第9回坊っちゃん講座「次元の話-4次元ってどういうこと?」開催報告
11月30日(土)に神楽坂キャンパスで、2019年度第9回坊っちゃん講座が行われ、約100名の参加者がありました。
本講座は最先端の研究や応用研究において世界をリードしている研究者が研究の面白さを高校生、中学生および大学生に伝え、進学意欲の向上と進路選択に資するため、2018年度から開講しております。
今回は、本学理学部第二部数学科 新田泰文講師による「次元の話-4次元ってどういうこと?」の講演がありました。講演では、平面や空間、マンガを例に次元の説明をした後、身近にある高次元の例をあげ、図形も交えて次元についてお話されました。最後に新田先生が数学の研究者になろうとした経緯も話してくださいました。
参加者からは、「高校生にも分かりやすい講座でした。『次元』という身近にあるようで実はよくわからないものについてお聞きできてよかったです。」「平面の点であっても、円周の時、中心からの角度だけで決まるので、1次元だと言う新しい考えにふれられて良かった。」などの感想が寄せられ、参加した本学学生からも「ASIMOの関節の自由度を例にしたりして身近でわかりやすい説明であったこと、卵の殻を割らずに中身を取り出すという例が興味深く、次元についての考え方がより一層深まり、抽象的な数学もイメージしやすくできることがわかって、とても有意義な内容でした。」と感想がありました。
新田泰文先生
会場の様子
第10回は、2019年12月21日(土)理工学部土木工学科 木村吉郎教授の講演です。
参加申し込みは、本学理数教育研究センターホームページより受付けています。
第10回坊っちゃん講座
日時:2019年12月21日(土)14時~15時30分
場所:東京理科大学 神楽坂キャンパス 2号館1階211教室
テーマ:「『風』を工学する―タコマ橋事故から大型風車まで―」 木村吉郎 理工学部土木工学科 教授
定員 : 150名
参加料 : 無料
お申込はこちら→ 申込み (当日、会場に余裕がある場合は当日受付も可能です。)