2024.01.16
細胞増殖促進因子ポリアミンが抗体の産生量とその糖鎖修飾に関わることを発見
~抗体の安定した生産と品質管理につながる新知見~
研究の要旨とポイント 抗体医薬品の糖鎖構造は、産生細胞であるチャイニーズハムスター卵巣 (CHO)細胞の状態や培養条件等によって、変化することが問題となっています。 抗IL-8抗体を産生するCHO DP-12細胞をモデル細胞として用い、細胞…
2024.01.11
⽇本ポリアミン学会 第14回年会において本学大学院生が学生優秀発表賞を受賞
⽇本ポリアミン学会 第14回年会において本学大学院生が学生優秀発表賞を受賞しました。 受賞者 薬学研究科 薬科学専攻 博士課程1年 鈴木 雅斗 指導教員 薬学部 薬学科 准教授 東 恭平 受賞題目 eIF5A2によるミトコンドリア活性を介し…
2023.06.15
ホタテガイから抗凝固活性を有する希少なフコシル化ヘパラン硫酸の同定に成功
~未利用資源であるホタテガイ中腸腺の有効活用へ~
研究の要旨とポイント グリコサミノグリカンは機能性食品や医薬品、化粧品として広く活用されていますが、供給源は生物由来原料に限られることから、代替資源の探索が求められています。 ホタテガイの非食部位である中腸腺からグリコサミノグリカンを抽出し…
2023.01.31
本学大学院生が日本ポリアミン学会第13回年会において最優秀学生発表賞を受賞
本学大学院生が日本ポリアミン学会第13回年会において最優秀学生発表賞を受賞しました。 受賞者 薬学研究科 薬科学専攻 修士課程2年 鈴木 雅斗 指導教員 薬学部 薬学科 准教授 東 恭平 受賞題目 ポリアミンによるeIF5A2の発現調節を介…
2022.05.26
機能性成分コンドロイチン硫酸およびプロテオグリカンの代替的資源候補の発見
~未利用資源であるチョウザメ頭部軟骨の有効活用へ~
研究の要旨とポイント 10種類の食用硬骨魚類の頭部軟骨に含まれるプロテオグリカンおよびその酸性糖鎖であるコンドロイチン硫酸 (CS)を網羅的に調べました。 硬骨魚類の頭部軟骨にはプロテオグリカンが豊富に含まれており、プロテオグリカンの一種で…
2021.02.22
脳梗塞急性期における炎症増悪に血管内腔の糖衣損傷が関与することを解明
~ 糖衣保護を目的とした新規の脳梗塞治療薬の開発に期待~
研究の要旨とポイント ●脳梗塞急性期における脳血管内腔の糖衣損傷が、脳梗塞の炎症増悪に関与することを解明しました。 ●梗塞巣ではヘパラナーゼ (HPSE)およびヒアルロニダーゼ1 (HYAL1)の活性が増加すること、および不活性型のHPSE…