イノベーション人材育成イベント「EdTech Hackathon in TUS」を開催(開催報告)
11月19日(土)及び12月10日(土)に、産学連携機構が主催するイノベーション人材育成イベント「EdTech※1 Hackathon※2 in TUS ~学びを加速するデジタルプロダクト~」を開催しました。
※1 EdTech(エドテック)とはEducationとTechnologyを組み合わせた造語で、テクノロジーを用いて教育を支援する仕組みや
サービスを指します。
※2 Hackathon(ハッカソン)とはhackとmarathonを組み合わせた造語で、決められた時間内にテーマに沿った企画や開発を行う
イベントのことです。
本ハッカソンは、専門の異なる学生と切磋琢磨するプロダクト制作体験や、企業の方とのコミュニケーションを通じて、学生に起業家における「アイデア創出」「仮説検証」「実践への橋渡し」の3ステップについて学ぶ場を提供することで、アントレプレナーシップに関心を持つ学生の裾野拡大や、大学での学びを活かしたイノベーション人材の育成を目指して開催しました。
多数の応募者から選抜した24名(4名×6チーム)の学生が力を合わせ、学びを加速するために解決すべき課題を話し合い、Webサービスやアプリ等の制作に挑戦しました。審査は、「課題の質」「課題のオリジナリティ」「プロダクトの完成度」の観点に基づき行われました。
【出場チームの発表概要】
チームA:「もじもじくん」でADHDやLDの教育サポートを目指す
チームB:復習効率化webサービス「ノートプット」
チームC:あそんで鍛える算数脳づくりのすすめ
チームD:長文と単語学習を直接繋げる「Study Lens」
チームE:動画とキーワードから要約を瞬間抽出!
チームF:社会人の学びを加速させるアプリケーション「ManamiL」
最優秀賞に輝いたのは、チームCの【あそんで鍛える算数脳づくりのすすめ】でした。数学への苦手意識を未然に防ぐことを目的として、未就学児を対象に、遊びを通して算数の感覚を養い、数学的思考の土台を作るためのサービスを制作しました。
続く優秀賞は、チームAの【「もじもじくん」でADHDやLDの教育サポートを目指す】に与えられました。「長い口頭説明の理解が困難」という課題を抱える人を支援するため、相手の話を高精度で文字起こしする機能・要約して理解しやすくする機能を備えたアプリを制作しました。
惜しくも受賞を逃したチームも、3週間という限られた期間の中で多彩なアイデアを考案し、創意工夫に富んだサービスやアプリを制作しました。
本ハッカソンを通じて参加学生からは、「企業の方からのアドバイスを得られ、また共同制作でプロダクトを一つ完成させることで、自分の成長につながった。」「まず、知らない人とチームを組んで何かを作り出すという貴重な経験をできたことが、本当に来て良かったと思えることであった。また、他のチームもかなりすごく、学べることが多々あった。」「社会で求められるスキルや考え方の、ほんの一部に触れることができた気がする。」「学生のうちにチーム開発にもっと携わってみたいと思うようになった。」といった感想がありました。
本イベントにご協賛いただいた以下の企業様、並びにご多忙の折メンターとしてご協力を賜りました社員の皆様に、この場をお借りして心より御礼申し上げます。
株式会社日建設計 様 (HP:https://www.nikken.co.jp/ja/)
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社 様 (HP:https://panasonic.co.jp/ew/)
メタウォーター株式会社 様 (HP:https://www.metawater.co.jp/)
株式会社AndGo 様 (HP:https://www.andgo.co.jp/)
株式会社GRIPS 様 (HP:https://grips.co.jp/)(Facebook:https://www.facebook.com/GRIPSinc/)
株式会社Litable 様 (HP:https://litable-edu.com/)
グーグル・クラウド・ジャパン合同会社 様 (HP:https://cloud.google.com/)