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2020年度宇宙教育プログラム CANSAT実験を実施(10/10,11・実施報告)

実施報告, CANSAT 2020/10/13

10月10日(土)、11日(日)に本学野田キャンパスにおいて、オンラインでCANSAT実験を実施しました。

実験の課題は、「モノリスの探査」です。「2020年8月30日に「2001年宇宙の旅」の中でアーサー・C・クラークが予言したモノリスが東経139.909北緯35.919に出現した。モノリスの詳細(大きさ、形状、物性)などは一切不明であり、まず、その詳細情報について早急に調査する必要がある。モノリスにヒトが直接接近するのは危険なため、探査ローバーとしてCANSATが用意された。」という設定のもと、受講生は、この謎の物体についての情報をできる限り収集し、どのような物体であるかを明らかにすることをミッションとしてオンライン実験に取り組みました。
CANSAT本体についてはプログラム側で準備し、受講生はチームを組み8月からオンラインで移動機能・画像取得機能・通信機能の実装に取り組み、実験当日はZoomで話し合いつつ、45分という限られたミッション時間でチーム代表者が遠隔端末を操作し実験を行いました。

実験時は外部からの映像は一切なく、CANSATから送られてくる情報のみを頼りに、どのチームもモノリスの探査に挑んでいました。

実験の結果については、11月1日(日)に実施する報告会で発表する予定です。

なお、現在は、10月25日(日)に実施するプログラムについて、以下の講義の聴講者を募集中です。

  • 東京理科大学 向井千秋特任副学長 講義「有人宇宙探査を支える医学・ライフサイエンス研究」
  • 東京理科大学 工学部機械工学科 後藤田浩准教授 講義「航空宇宙系における燃焼の科学と技術」

聴講申込の詳細は、宇宙教育プログラムのHPをご覧ください。
宇宙教育プログラムHP : https://www.tus.ac.jp/uc/

※宇宙教育プログラムは、文部科学省による令和元年度地球観測技術等調査研究委託事業により、実施するプログラムです。
※本学で実施するプログラムでは、宇宙飛行士の向井千秋特任副学長を研究代表者とし、「本物の知識」と「本物の体験」を主軸として、宇宙科学技術を理解し、教育現場においてその魅力を広く発信して生徒の興味の醸成を促すことのできる理科教員や、宇宙開発・宇宙産業の将来を担う研究者、技術者、起業家を育成することを目的としています。