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2020年度宇宙教育プログラムをオンラインにて開催(9/27・開催報告)

実施報告 2020/09/29

9月27日(日)にオンラインで2020年度宇宙教育プログラムを実施しました。

午前中は10月10日、11日のCANSAT実験にむけて、CANSATハンズオンディスカッション(CHD)を実施しました。各班で作成した実験概要書をもとに、各班それぞれ10分ずつ実験テーマや実験計画等を報告し合い、質疑応答を通じて、今後の実験方針についての議論を深めました。

午後はCANSAT実験当日を想定した模擬遠隔操作実験を実施しました。今年度のCANSAT実験は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からCANSAT本体の開発は行わず、ミッションの提案とミッション機器の開発を課題とし、オンラインで実験を行います。実験では、CANSATの地上への配置を教員及びメンターが本学野田キャンパスで行い、受講生は自宅から装置を遠隔操作します。今回は、全班が遠隔操作できることを確認し、当日向けた動作確認を行いました。

その後、倉渕隆教授による実習「宇宙船内空調の数値シミュレーション①」を非同期・遠隔(オンデマンド)で各自受講しました。受講生からは、「実習を通じて、宇宙探査にいくというだけでも様々な克服すべき課題があることを実感した」、「実際に再現することが難しい環境をシミュレーションを用いることで視覚化できる点が面白かった。」といった感想がありました。

現在は、2020年10月25日(日)に実施するプログラムについて、以下の講演の聴講者を募集中です。
 東京理科大学 向井千秋特任副学長 講義「有人宇宙探査を支える医学・ライフサイエンス研究」
 東京理科大学 工学部機械工学科 後藤田浩准教授 講義「航空宇宙系における燃焼の科学と技術」

聴講申込の詳細は、宇宙教育プログラムのHPをご覧ください。
宇宙教育プログラムHP : https://www.tus.ac.jp/uc/

※宇宙教育プログラムは、文部科学省による令和元年度地球観測技術等調査研究委託事業により、実施するプログラムです。
※本学で実施するプログラムでは、宇宙飛行士の向井千秋特任副学長を研究代表者とし、「本物の知識」と「本物の体験」を主軸として、宇宙科学技術を理解し、教育現場においてその魅力を広く発信して生徒の興味の醸成を促すことのできる理科教員や、宇宙開発・宇宙産業の将来を担う研究者、技術者、起業家を育成することを目的としています。

実験の様子

実習の様子