当館では年に数回、企画展示を開催します。ここでは本学で遂行されている優れた研究や、注目されているサイエンスなどをわかりやすく紹介します。最新の科学に触れることができる、大学ならではの展示です。
入試問題の変遷-試験問題から見る物理学の100年-【終了しました】
2017年 10月14日(土) ~ 12月2日(土) 開催
11月19日(日)は理大祭
我が国で物理学の教育や普及は
どのように行われてきたのか―。
明治初期の教科書や雑誌、講義ノートの他、実験機器を展示します。さらに東京帝国大学の入試問題や東京物理学校の学内試験問題を現役の学生が解答と解説を行い、現在と比較しながら物理学の歴史を紹介します。
チラシは
こちら(PDF)をご覧ください。
理科大イメージキャラクター
マドンナちゃん
主催: 東京理科大学近代科学資料館
展示協力:一般社団法人日本物理学会 教学社 熊本県立熊本高等学校資料室
東京大学駒場博物館 東北大学史料館
展示内容と主要展示資料
- Ⅰ 日本の物理学のはじまり 物理学実験機器 ①水準器 ②キログラム原器など
- Ⅱ 物理学の普及
- 1.「訓蒙窮理図解」(明治元年)日本で最初の科学入門書
- 2.「東京数学会社雑誌」(明治10年)
- 3.「物理学術語和英仏独対訳字書」(明治21年) 物理学術用語の統一
- 4.「東洋学術雑誌」(明治14年)
- 5.「東京物理学校雑誌」明治24(1891)年
- Ⅲ 大正・昭和の理学部入試問題
-
歴代の物理の問題を現役の学生が解答します。
- Ⅳ 物理学講義ノート
- 山川健次郎、桜井房記、寺尾寿、長岡半太郎など
- Ⅴ 帝国大学入試問題にチャレンジ -科学実験でたしかめよう-
- ①縦波と横波(大正4年)
- ②濡らした時の変色(大正15年)
- ③羅針盤と磁石(昭和4年)
- ④ライデン瓶の放電(大正4年)
- ⑤アルキメデスの原理(大正4年)
- ⑥凸レンズによる像(大正13年)
企画展関連ブログのご案内
資料館学生スタッフが本企画展について執筆したブログをご覧ください。
同時開催 漱石生誕150年記念
「明治期の科学者と漱石」-なぜ「坊っちゃん」が物理学校卒になったか-
なぜあの魅力的な小説「坊っちゃん」の主人公が物理学校卒となったのか、漱石と明治期の科学者との交友を紹介します。