教養教育研究院の教員が新入生におすすめする本100冊
東京理科大学には教養教育研究院という部局があり、4つのキャンパスで教養教育を担っています。この企画は、教養教育研究院に所属する専任教員が、新入生の皆さんに対して、是非読んでいただきたいおすすめの本を紹介するものです。
教員それぞれの専門に引きつけた本や、かなり難しい本もあれば、教員の価値観や趣味がわかる本、軽いタッチの本もあります。おすすめしている教員たちの個性にも思いを馳せながら、ぜひ1冊でも2冊でも、実際に読んでみていただけたら幸いです。
多くの情報がインターネットから手に入る時代に、「読書なんて何の意味があるんだろう」と思う人もいるかもしれません。「今の時代に大事なのは、インプットよりもアウトプットでは?」という声もきっと上がることでしょう。そして、実はそういう気持ちは現代に限ったことではなく、例えばフランスの思想家ジャン=ジャック・ルソーは、「本を読んだって、自分がよくわかってないことについて話せるようになるだけだ」と、読書に否定的とも取れる言葉を残しています。
でも、それでも私たちは、新入生のみなさんに読書をおすすめしたいと思います。
その向こうにはきっと、「新しい何か」が待っていると信じているからです。