2023.03.29
がん免疫療法の治療効果予測の新たな指標候補を発見
~治療効果をさらに高める治療介入法や薬剤の開発にも期待~
研究の要旨とポイント 免疫チェックポイント阻害剤を用いた免疫療法は、新たながん治療法として注目されています。しかし、その有効性は20〜30%程度にとどまることから、有効性の予測指標が求められていました。 今回、免疫チェックポイント阻害剤(抗…
2022.08.02
1,2-ジクロロプロパン曝露による胆管がん発症にはたらく遺伝子群を特定
~免疫細胞を介してDNA損傷を引き起こす発がん物質の検出~
研究の要旨とポイント 職業性胆管がんの原因物質である1,2-ジクロロプロパン(DCP)が、胆管がんを引き起こす際にはたらく遺伝子群を、トランスクリプトーム解析により特定しました。 胆管細胞と免疫細胞であるマクロファージを共培養し、DCPに曝…
2022.06.30
七野 成之 助教らの研究成果が『日刊工業新聞』に掲載
本学 研究推進機構 生命医科学研究所 七野 成之 助教らの研究成果が『日刊工業新聞』に掲載されました。 本研究は生命医科学研究所炎症・免疫難病制御部門の七野成之助教、上羽悟史准教授、松島綱治教授、筑波大学プレシジョン・メディスン開発研究セン…
2022.06.27
単一細胞レベルで微量なRNAを高感度かつ高精度に検出、解析する新技術の開発に成功
~既存技術では検出が難しい細胞間コミュニケーションの検出も可能に~
東京理科大学 筑波大学 日本医療研究開発機構 研究の要旨とポイント 既存技術よりも高感度かつ高精度に1細胞中の微量なRNAを解析できる1細胞RNAシーケンス解析法「TAS-Seq法」を新たに開発しました。 TAS-Seqは発現遺伝子の検出感…
2022.01.20
がん免疫療法薬剤の新たな評価系となるモデルマウスの作製に成功
~腫瘍特異的T細胞応答への影響の正確な評価が可能に~がん免疫療法薬剤の新たな評価系となるモデルマウスの作製に成功
研究の要旨とポイント 免疫チェックポイント阻害剤による抗腫瘍免疫応答の活性化を定量的に評価する手法として、腫瘍反応性T細胞の応答を網羅的に解析できるT細胞受容体(TCR)レパトア解析が注目されていますが、治療前後でのTCRレパトアの変化と治…