2024.03.08
新型コロナワクチンに誘導される記憶T細胞集団がワクチン接種ごとに置き換わることを発見
~ヒト免疫応答の理解と新たなワクチン設計への重要な知見~
東京理科大学 奈良県立医科大学 研究の要旨とポイント 従来の免疫学では、初回ワクチン接種で誘導された記憶T細胞が新たなワクチン接種のたびに増殖することで、T細胞による免疫記憶を維持していると考えられてきました。 本研究では、新型コロナワクチ…
2023.11.13
糖尿病発症初期の新しい分子機序を解明
国立大学法人筑波大学 東京理科大学 学校法人関西文理総合学園 長浜バイオ大学 糖尿病モデルマウスの膵島の単一細胞レベルでの遺伝子発現解析により、糖尿病発症初期の膵β細胞では血糖値の上昇に伴いAnxa10の発現が増加すること、増加したAnxa…
2023.07.03
本学大学院生が第15回日本不安症学会において若手優秀演題賞を受賞
本学大学院生が第15回日本不安症学会 若手優秀演題賞を受賞しました。 受賞者 薬学研究科 薬科学専攻 博士後期課程1年 太田 有紗 指導教員 薬学部 薬学科 教授 斎藤 顕宜 研究推進機構 生命医科学研究所 教授 松島 綱治 研究推進機構 …
2023.06.05
本学学生及び大学院生らが日本薬学会第143年会 学生優秀発表賞(口頭発表・ポスター発表の部)を受賞
2023年3月25日(土)~28日(火)、北海道大学において日本薬学会第143年会が開催され、本学学生及び大学院生らが学生優秀発表賞を受賞しました。 <学生優秀発表賞 (口頭発表の部)> 受賞者 : 薬学研究科 薬科学専攻 修士課程1年 牧…
2023.03.29
がん免疫療法の治療効果予測の新たな指標候補を発見
~治療効果をさらに高める治療介入法や薬剤の開発にも期待~
研究の要旨とポイント 免疫チェックポイント阻害剤を用いた免疫療法は、新たながん治療法として注目されています。しかし、その有効性は20〜30%程度にとどまることから、有効性の予測指標が求められていました。 今回、免疫チェックポイント阻害剤(抗…
2022.11.21
フロント(FROUNT:ケモカイン受容体シグナル制御分子)を阻害する作用をもつ
アルコール依存症治療薬「ジスルフィラム」が腎臓病の悪化を抑制することを発見
~マクロファージの動きと活性化を調節する新しい腎炎治療薬開発への新たな道~
東京理科大学 日本医科大学 研究の要旨とポイント 腎臓にある糸球体は原尿をつくる重要な役割を担っており、ここに障害が起こる糸球体腎炎は、腎臓がうまく働かなくなる腎不全の主原因疾患の一つです。現在の糸球体腎炎に対する治療の中心であるステロイド…