2024.05.07
腸内乳酸菌による脂肪酸代謝産物が抗炎症作用を示し炎症性腸疾患を緩和することを明らかに
~食用油に由来する成分の効能を遺伝子、細胞、個体レベルで解析~
研究の要旨とポイント 免疫細胞の一種である樹状細胞(*1)は病原体由来成分に応答して活性化しますが、過度に活性化した場合、炎症性疾患や自己免疫疾患につながることが知られています。 腸内乳酸菌Lactobacillus plan…
2023.02.22
西山 千春教授らの共同研究が『日刊工業新聞』に掲載
先進工学部 生命システム工学科の西山 千春教授らの共同研究が『日刊工業新聞』に掲載されました。 西山教授ら研究グループは、バラの主要な香気成分である「β-ダマスコン」が、アレルギー性接触皮膚炎を抑制することを明らかにしました。 本研究を発展…
2023.02.20
バラの香り成分『β-ダマスコン』による炎症反応抑制作用を発見
~免疫反応における天然化合物の生理活性を分子レベルで解明~
研究の要旨とポイント 樹状細胞(※1)は免疫反応において重要な役割を果たしていますが、過度に活性化した場合、炎症性疾患や免疫疾患につながることが知られています。 本研究では、バラの主要な香気成分であるβ-ダマスコンが樹状細胞による炎症反応を…
2022.08.02
1,2-ジクロロプロパン曝露による胆管がん発症にはたらく遺伝子群を特定
~免疫細胞を介してDNA損傷を引き起こす発がん物質の検出~
研究の要旨とポイント 職業性胆管がんの原因物質である1,2-ジクロロプロパン(DCP)が、胆管がんを引き起こす際にはたらく遺伝子群を、トランスクリプトーム解析により特定しました。 胆管細胞と免疫細胞であるマクロファージを共培養し、DCPに曝…
2021.06.22
Fe-Fe原子間距離の伸長によるFe-Ni合金のゼロ熱膨張メカニズムを観測
~新規材料開発に繋がる不規則合金の新たな構造決定法を確立~
国立大学法人広島大学公益財団法人 高輝度光科学研究センター(JASRI)国立大学法人京都大学国立大学法人愛媛大学東京理科大学 本研究成果のポイント論文掲載 磁化の増減に応じてFe-Fe原子間距離が伸長/収縮することが、熱膨張ゼロのインバー効…
2021.06.21
アクリルアミドによる神経障害を防御する因子を解明
~ Nrf2による抗酸化または炎症に関わる遺伝子群の発現調節が鍵~
研究の要旨とポイント アクリルアミドは神経毒性、発がん性を持つことで知られる親電子性物質で、工業用途で用いられるだけでなく、食品にも含まれますが、神経障害を引き起こす詳細なメカニズムはまだわかっていませんでした。 本研究では、Nrf2がアク…