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【開催報告】Bootcamp3(2日目)(2/23)

実施報告 2025/02/27

2月22日(土)~24日(月・祝)に愛知県名古屋市でBootcamp3を行いました。
Bootcamp3では、これまでのプログラムで各チームが計画してきたパラボリックフライト実験に臨みます。
 
2日目はパラボリックフライト実験当日。天候は晴れ。パラボリックフライト日和です。

朝7時20分に県営名古屋空港に向けて出発。
到着後のオリエンテーションでは、実施先であるダイヤモンドエアサービス株式会社の方から、フライトの概要や注意事項の説明を受けました。その後、受講生は搭乗服に着替え、機内準備のほか、フライトクルーを中心に安全教育講習や直前の体調確認を実施。そしていよいよフライトです。仲間に見送られ、フライトクルーは搭乗機に向かいます。

グランドクルーはスタッフルームへ移動し、フライトレーダーと高度計でフライトクルーの乗った航空機の様子を見守ります。パラボリックフライトを3回終えた後は衛星電話をつなぎ、各チームのフライトクルーからグランドクルーへ実験状況を報告。実験成功の報告が入ると、スタッフルームは歓声と拍手がわきました。

その後、地上に戻ってきたフライトクルーを出迎え、全員で記念撮影。
スタッフルームに戻り、全体でブリーフィングを行いました。
各チームのフライトクルー3名と高校教諭1名の感想は次のとおりです。

Toz「2Gの重力がかかると、人が自分の上に乗っているような感覚だった。」
チーム甘党「無重力は非日常。上も下も分かるはずなのに、分からない感覚で不思議だった。」
宇宙世紀少年「インフルエンザの時の、頭が痛くない、身体が重い感じのレベル100な感じ。でも酔わなかった。」
高校教諭「3回目のフライトまでは楽しかった。良い体験ができた。(酔ってしまい)生徒が楽しそうにしているところを見れなかったのが残念でした。」

その後、宿泊先に戻り、グループワークにおいて機内で撮影した動画の確認や実験結果の分析に取り組みました。

今回は太平洋側の空域を使用し、約10回のパラボリックフライトを実施しました。これが日本海側の空域となると移動に時間を要すため、5回程度で終わってしまうこともあるとのこと。天候に恵まれ、理想的な状況下で実施できたことは喜ばしいことです。
実験に協力いただいたダイヤモンドエアサービス株式会社のスタッフのみなさん、ありがとうございました!

パラボリックフライト実験の様子は、フジテレビで放送されましたのでご覧ください。
https://www.fnn.jp/articles/-/833832

 

  

※「宇宙教育プログラム」は、宇宙分野を先導する次世代の人材を育成する、東京理科大学が実施する教育プログラムです。今期(2024~2026年度)のテーマは「ビジネス×宇宙」。小型人工衛星や宇宙旅行など、民間の宇宙利用が急速に発展するなかで、宇宙産業界では将来の宇宙進出に向けた技術開発・教育・旅行・観光などのビジネスが活性化しています。プログラムではこのようなビジネスを「宇宙志向ビジネス」と呼び、宇宙志向ビジネスを牽引する人材、さらにはこのような人材を育成する教育者・指導者を育成することを目的に、高校生と大学生メンターを対象とした教育プログラムを実施します。

※本プログラムは、文部科学省の地球観測技術等調査研究委託事業(宇宙航空科学技術推進委託費)「宇宙志向ビジネスを先導する人材を育てるBootcamp in 大分」により実施するプログラムです。