実施報告 2023/06/27
6月25日(日)に本学神楽坂キャンパスで2023年度宇宙教育プログラム開講式及び第1回プログラムを行いました。
開講式には、プログラム受講生、関係教員、メンター(過年度に宇宙教育プログラムを受講した本学学生)が集まり、宇宙飛行士の向井千秋特任副学長から、「意欲・能力は申し分ない皆さんに集まってもらっていると思う。共にチャレンジする仲間として、プログラムを完走したときに、やってよかったと思える1年間にしてほしい。」と挨拶がありました。
その後、第1回プログラムに移り、向井千秋特任副学長による講義「宇宙実験室へようこそ!」を行いました。この講義は、オンラインで一般にも公開し、56名の聴講者も参加しました。宇宙飛行士としての経験を踏まえたメッセージもあり、参加者からは「熱のこもったお話を聞けて大変良かった。」「プログラムの始まりにやる気が一段と上がった。」等というコメントがありました。
午後は、「宇宙教育プログラム2.0」の概要と、今年度の前半・後半に実施するミッションについて木村真一教授から説明した後、メンターによる模擬授業「ローバーを使った惑星探査」が行われました。受講生は生徒として参加し、生命が存在する条件等について、どのグループも、ローバーの操作を楽しみながら、メンターからの問いかけにしっかりと考察する様子が見られました。その後、興治文子教授から模擬授業へのフィードバックとして、ねらいの振り返りや、これから受講生が授業を行う際に重要なことについて説明がありました。
続いて、井藤元・教授から「宇宙教育プログラム指導要領について」と題し、宇宙教育プログラムで作成した指導要領の内容に触れつつ、授業を受ける側から実施する側へ転換することの難しさや、よりよい授業を行うために用意している「ファシリテーション能力育成講座」の概要について説明がありました。
最後に、木村真一教授による講義「落下実験の準備を始めよう!」が行われ、それを踏まえて、チームごとにディスカッションを行い、チーム名やメンバーの役割分担について話し合いました。次回からは、本格的にミッションの実施に向けてチーム活動が始まります。
※プログラムでは、講義、講演の一部をオンラインで一般に公開しています。詳しくは、宇宙教育プログラムHP(https://www.tus.ac.jp/uc/)のNews&Topicsをご確認ください。
※宇宙教育プログラムは、文部科学省の地球観測技術等調査研究委託事業(宇宙航空科学技術推進委託費)「探求学習向け『宇宙教育プログラム』の開発と実践」により実施するプログラムです。