実施報告 2020/06/15
6月14日(日)に2020年度宇宙教育プログラム第1回オンライン講義を実施しました。今年度の宇宙教育プログラムは、新型コロナウイルス感染症の流行により、開講が6月から8月に延期となりました。そこで、主にプログラムの受講を希望している大学生・高校生・高等専門学校生に向けて、開講に先立ち6~7月にオンラインで全3回の講義を実施することといたしました。
第1回は、理工学部電気電子情報工学科の木村真一教授による講義「宇宙の物作りからスペース・コロニーまで」が行われました。生物の適応性の研究をしていた薬学部出身の木村教授が宇宙開発をするに至った経緯から宇宙ゴミの回収を目的に始まった衛星搭載機器の開発や宇宙居住を考えるスペース・コロニーの研究まで幅広いお話がありました。
質疑応答を含め90分の講義を予定していましたが、聴講者から100件を超える質問や感想をいただき、講義終了後も任意で60分にわたり質疑応答が行われました。
聴講者からは、「他分野を学んでいたからこそ宇宙工学に活かせることがあるということを知り今の学問を究めていく自信につながった」、「生の教授の経験談は自身の進路選択の参考になった」といった感想がありました。
本学が実施する「宇宙教育プログラム」は、文部科学省の地球観測技術等調査研究委託事業であり、将来、理科教員、研究者、技術者、起業家として、宇宙科学技術の魅力を広く社会に発信できる人材を育成するプログラムです。
現在、2020年度受講生を募集しております。詳細は、宇宙教育プログラムHP(https://www.tus.ac.jp/uc/2020/05/19/4732/)をご確認ください。