実施報告 2025/12/20
12月20日(土)~21日(日)に本学野田キャンパス及び宇宙共創拠点X-NIHONBASHI TOWER(東京・日本橋)でBootcamp4を行いました。
Bootcamp4では、パラボリックフライト実験の結果や経験に基づいたグループワークと、実験結果報告会に臨みます。
1日目は、本学野田キャンパスにて、Bootcamp3で実施したパラボリックフライト実験結果を踏まえた「実験結果報告会」からスタートし、各チームの実験結果と進捗状況を共有しました。
質疑応答では大学生メンターを含む受講生、そして宇宙の学び舎seedのメンバーから実験手法や結果に対する質問が挙がったほか、本学教員や参画機関である大分県による講評では、発表の構成や実験に関する因果関係などを中心とした研究室での学生指導に近いレベルでの指摘がありました。さらに、「ビジネスのロードマップを50年先ではなく、近未来に実現する戦略とすると説得力が増す」、「宇宙だけでなく、地上での活用可能性を示すと、社会的意義や市場性が高まる」など、ビジネスとして社会実装を意識した、高度なアドバイスも多数ありました。質疑応答で挙がった意見は、翌日の報告会に向けたブラッシュアップのための糧となったようです。
その後、翌日の報告会に向けたグループワークに取り組み、Bootcamp4初日の活動は終了し、宿泊先へ移動しました。
いよいよ明日はプログラム最終日。各チームがこれまでの活動を締めくくる実験結果報告会に臨みます。
▼チーム「WELTRAUM」のグルーワーク ▼チーム「μ bubble」のグルーワーク

▼チーム「Cosmometer」のグルーワーク ▼チーム「WELTRAUM」の発表

▼チーム「μ bubble」の発表 ▼チーム「Cosmometer」の発表

※「宇宙教育プログラム」は、宇宙分野を先導する次世代の人材を育成する、東京理科大学が実施する教育プログラムです。今期(2024~2026年度)のテーマは「ビジネス×宇宙」。小型人工衛星や宇宙旅行など、民間の宇宙利用が急速に発展するなかで、宇宙産業界では将来の宇宙進出に向けた技術開発・教育・旅行・観光などのビジネスが活性化しています。プログラムではこのようなビジネスを「宇宙志向ビジネス」と呼び、宇宙志向ビジネスを牽引する人材、さらにはこのような人材を育成する教育者・指導者を育成することを目的に、高校生と大学生メンターを対象とした教育プログラムを実施します。
※本プログラムは、文部科学省の地球観測技術等調査研究委託事業(宇宙航空科学技術推進委託費)「宇宙志向ビジネスを先導する人材を育てるBootcamp in 大分」により実施するプログラムです。