実施報告 2017/03/13
東京理科大学「宇宙教育プログラム」では、3月12日(日)に平成28年度の閉講式を行い、30名の受講生がプログラムを修了しました。
当日は、閉講式に先立ち、CANSAT実習の報告会と講演が行われ、プログラム受講生に留まらず、本学学生、他大学学生、高校生、一般の方にも広く公開しました。
CANSAT実習報告会は5グループに分かれ、12月下旬に実施したCANSAT実習で行った実験内容とその結果の報告が行われ、質疑応答が行われました。
また、講演会は、東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻の中須賀真一教授による講演「超小型衛星が拓く新しい宇宙利用と宇宙工学教育の未来」、NASA Asia RepresentativeのChristopher Blackerby氏による講演”NASA: Exploring Space and Understanding Earth.”、 京都大学宇宙総合学研究ユニット 宇宙飛行士の土井隆雄特定教授による講演「日本の有人宇宙活動」が行われました。
閉講式では、向井千秋副学長より、30名の受講生に修了証書が手渡されるとともに、今年度の総評が行われました。
また、パラボリックフライト実験とCANSAT実習において実験結果が最優秀のグループとロケットシュミレーションの結果の上位3名を表彰しました。
受講生からは、「パラボリックフライト実験やCANSAT実習で準備の大切さを学ぶことができ、また、失敗からも学ぶことがあることを知った。」、「1年間、宇宙教育プログラムを受講して、様々な有名な先生方の講演を聞いて、今後、宇宙の分野で活躍したい気持ちが強くなった。」といった声が聞こえました。
宇宙教育プログラムは、平成29年度も他大学を含む大学学部生、高校生を対象に実施する予定です。
募集の詳細等については、4月上旬に以下のURLより、お知らせする予定です。
宇宙教育プログラムHP:https://www.tus.ac.jp/uc/
※本学の宇宙教育プログラムは、文部科学省の委託事業「宇宙航空科学技術推進委託費」により実施しているものです。