INTERVIEW

※ダブルディグリープログラムに参加する学生は「協定校への派遣学生」プログラムの支援を受けることができます。

留学の動機はなんですか? 

天池さん:学部4年生の11月頃に開催されたダブルマスターディグリープログラム(以下、DMDプログラム)の説明会に参加したことがきっかけで、DMDプログラムでの留学を考え始めました。説明会へは教授からの勧めや、海外留学への興味もあり参加しました。
当時、留学していた先輩方の話を聞き、留学に挑戦してみたいという気持ちが強くなったことや、卒業研究でテーマとしていた「脳波と音楽の関係性」に関する研究で使用した「機械学習」という技術分野に詳しい教授が国立陽明交通大学にいると聞き、卒業研究で取り扱ってこなかった技術分野の知識を深めたいと思ったことが留学の動機です。
中澤さん:卒業研究で「深層学習」を使った研究を行っていたのですが、国立陽明交通大学に「深層学習」を専門に扱っている教授がいたため、その教授のもとで「深層学習」に関する知識を深めていきたいと考え、DMDプログラムに挑戦しようと思いました。

留学してよかったこと、大変なことはありますか? 

中澤さん:自分が学びたいことを学べ、意見交換などが活発で周りの学生のレベルも高い環境に身を置けることです。あとは海外での友達が増えたことも留学ならではのよかった点だと思います。
天池さん:日本と台湾では文化背景が違うため、授業や研究を行っていく中で、物怖じせずはっきりと意見を言える環境にすごく刺激をもらいました。特に前期に受けていた授業では、教授と学生の意見交換が活発で、今までの自分の環境とは全然違うと感じました。私自身も意見を 物怖じせずに言えるようになり、考え方の幅が広がった点は留学してよかった点です。

中澤さん:天池さんは中国語が喋れるけど、自分は全く喋れないので、中国語や英語で行われる授業についていくのが大変でした。授業資料は英語で表記されているので、予習と復習が欠かせないです。
天池さん:大変だったことは授業が1コマ3時間と長く、大学院生でも授業数や課題がとても多いことです。課題は英語なので、他の学生と協力して取り組みました。あとは教授が授業を中国語で行う場合もあるのでその点も大変です。ただ、授業資料は英語なので、頑張って自分で調べています。

コロナ禍での台湾生活について、日本と比べて違いなどありますか? 

天池さん:大学やレストランに入るときに、QRコードが貼ってあり、入退出の管理を徹底しています。日本よりもIT技術が進んでいると思います。
中澤さん:台湾へ入国する際の検疫の仕組みが日本よりも厳しいなと感じました。入国後は政府施設で隔離され、部屋を出たら罰金を課せられるなど、制約がとても多かったです。ご飯は部屋の前に置かれ、アナウンスが入ったら取るというシステムでした。

文化の違いで戸惑ったことはありますか? 

中澤さん:ご飯を食べに行ったときに、鍋を食べに行ったのですが、具材を手でつかんで鍋に入れていたので、日本と違うなと思いました。
天池さん:同じくご飯の話になるのですが、食堂で白米を注文したら、袋に入って出てきたことです。文化の違いにびっくりしました。

これから取り組みたいこと、楽しみなことはなんですか? 

中澤さん:研究に頑張って取り組みたいです。あとは現地での生活にも慣れてきたので、観光に行くのが楽しみです。暖かくなったら研究室の仲間と台湾の阿里山という山にピクニックに行く予定です。
台湾での留学を経験して、言語の部分でハードルを感じたので、言語の勉強にも取り組みたいです。
天池さん:研究に頑張って取り組むというのはもちろんなのですが、就活も落ち着いてきたので、中澤さんと同じで観光であったり、大学内の体育祭などのイベントにも参加してみたいと思います。国立陽明交通大学はスポーツ全般が盛んな大学です。
あとは英語で伝えたいことが伝わらないことも多かったため、伝える能力を伸ばしていきたいです。

この先の進路について 

天池さん:高校時代に独学で中国語を勉強していたのですが、今回の留学では聞き取れないことや伝わらないことが多くありました。もっと勉強をして将来的には世界中の人達とコミュニケーションが取れる人になり、グローバルに活躍できるようになりたいです。
中澤さん:社会に出たときに海外プロジェクトなどで、今回の経験が活かせると思います。

留学を考えている人へメッセージ 

天池さん:授業、研究、言語、勉強の難易度も違い、最初は大変なことばかりなのですが、研究室の人達との交流やおいしものを食べることなど、楽しいこともいっぱい待っています。楽しみながら、文化の違いに触れたり、研究などここでしかできないことを究めていくのが良いと思います。
中澤さん:留学することで、海外での友達も増えますし、日本とは異なる文化に触れられるため、新しい発見がたくさんあると思います。当然大変なこともたくさんあるのですが、人生における貴重な経験になるため、行って損はないと思います。

COLUMN

台湾のココがおすすめ!

天池さん:みんな親切でご飯がおいしいです!
中澤さん:現地の言葉が喋れなくても、優しく話しかけてくれて、人の優しさを感じました。ご飯もおいしいです。

※所属と学年はインタビュー当時のものです。

※所属と学年はインタビュー
当時のものです。