私がおすすめする本

半沢 蛍子
半沢 蛍子准教授
外国語教育、応用言語学
野田キャンパス教養部
  • なぜ科学はストーリーを必要としているのか──ハリウッドに学んだ伝える技術
    なぜ科学はストーリーを必要としているのか──ハリウッドに学んだ伝える技術
    ランディ・オルソン(著)坪子理美(訳)
    慶應義塾大学出版会
    2018

    君は、東京理科大学に入ってきて「ここは科学の最先端を担う大学だから、もう文章を書く必要なんてないよなー」と思ってはいませんか?その感覚は間違っていますよ。科学こそ「伝える努力」をしないと正しく伝わらないんです。じゃあ「伝える努力」とはなんでしょう?それは自分の研究を他の人が退屈しないように、でも誇張しないように伝える努力です。え?そんな難しいことよく分からないって?大丈夫です、それは「ストーリー」の力を借りればできるんです。この本は科学を伝えるためになぜ「ストーリー」が必要なのか、そしてそのストーリーの構造(テンプレート)を教えてくれます。このテンプレートに合わせて語ることで、あなたの科学を伝える力は倍増します。ハリウッドを拠点に映画製作に携わっている筆者(ハーバード大学で生物学の博士号取得)の快活な喋り口調のこの本、ぜひこの機会に読んでみてはいかがですか?英語版もおすすめです(Houston, We have a Narrative: Why science needs story)。

  • 効率的な勉強法を知りたくないですか?
    直感力を高める数学脳の作り方/A Mind for Numbers: How to excel at Math and Science
    直感力を高める数学脳の作り方/A Mind for Numbers: How to excel at Math and Science
    バーバラ・オークリー(著)/沼尻由起子(訳)
    河出書房新社
    2016年

    こんな悩みを持っていませんか?「試験前に教科書を何度も読んだのに、試験の出来がいつも悪い」「授業中、先生に説明されるとよく分かるのに、自分で解いてみると全くできない」「解法を習った問題なら解けるのに、習っていない問題だと途端にできなくなる」「教科書やノートに下線やアンダーラインを引いたのに、試験中にその内容を思い出せない」。もしくはこんな困った習慣を持っていませんか?「試験前はいつも一夜漬けになってしまう」。この本はこうした悩みや習慣を持ったあなた!のために書かれている本です。この本には数学、科学、心理学の専門家が何年もかけて見つけ出した本当に効果のある学び方、そして学び方を学んだ理系の先輩たちの喜びの声やアドバイスが所狭しと並んでいます。「学び方を学ぶ」なんて一見遠回りのように見えるかもしれません。しかし、本書にもあるとおり「考え方を変えれば、脳は変化」(p. 206)します。この変化は今困っているあなたに一生もののスキルを届けてくれますよ。