News&Topics

 

宇宙教育プログラム 2019年度開講式、オープニングセッション、講演を開催(6/30・開催報告)

実施報告 2019/06/30

6月30日(日)に本学神楽坂キャンパスにおいて、2019年度宇宙教育プログラム開講式、オープニングセッション、講演を実施しました。

宇宙教育プログラムは、文部科学省の地球観測技術等調査研究委託事業により実施するプログラムです。
地球観測技術等調査研究委託事業は、宇宙分野の裾野拡大を目的に、研究開発や人材育成を通じて宇宙航空分野の裾野拡大を図るためのものであり、本学は、「宇宙航空人材育成プログラム」の区分で2018年度より採択されています。

本学で実施するプログラムでは、宇宙飛行士の向井千秋特任副学長を研究代表者とし、「最先端宇宙科学技術の本物体験で学ぶ「宇宙教育プログラム」」を実施します。
宇宙教育プログラムは大学生、高校生を主な対象とし、「本物の知識」と「本物の体験」を主軸として、講義、講演、実習、宇宙関連施設の訪問等を通じて知識と技術を修得するとともに、アクティブ・ラーニング(CANSAT実験、パラボリックフライト実験)では実験提案、計画立案、装置開発、実践、データ解析、成果発表等をチームで行い、「本物」の宇宙関係ミッション同様の一連の流れを実体験します。これらを通じて、宇宙科学技術を理解し、教育現場においてその魅力を広く発信して生徒の興味の醸成を促すことのできる理科教員や、宇宙開発・宇宙産業の将来を担う研究者、技術者、起業家を育成することを目的としています。

第1回は、開講式にて松本洋一郎学長からご挨拶いただき、受講生へ向けて、「宇宙をテーマにして学び、皆さんには大きく、地球を支える人材に育ってほしい」とお話しいただきました。その後、向井千秋特任副学長による講義「宇宙実験室へようこそ!」、河村洋東京理科大学名誉教授による講演「きぼうにおける最初の科学実験~マランゴニ対流実験への道のり」、中須賀真一教授(東京大学工学系研究科航空宇宙工学専攻)による講演「超小型衛星がもたらす宇宙利用の革新と宇宙工学教育の未来」が行われました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、本プログラムの受講生は、9月にCANSAT実験(小型模擬人工衛星の落下実験)を実施します。その準備として、木村真一教授(本学理工学部電気電子情報工学科)による講義「CANSAT概要」、メンター(過年度に宇宙教育プログラムを受講した本学学生)による講義「CANSAT実験の進め方、過去の実験紹介」が行われました。その後、受講生はグループごとにディスカッションを行い、グループ名や役割分担等を決定しました。

 

 

 

 

 

2019年度最初のプログラムを終えて、受講生からは「『基礎力がないと応用はできない』、『自己実現のために教育を使う』という言葉が特に印象に残りました。」「将来、自分に必要なことを考えて学びたい。」といった感想がありました。

 

 

 

 

 

 

本プログラムは、講義、講演の一部について、聴講者を募集しております。
詳細は、宇宙教育プログラムのHP上で適宜ご案内しますので、ご確認ください。
宇宙教育プログラムHP : https://www.tus.ac.jp/uc/