こんにちは。なるほど科学体験館学生スタッフのM.Y.です。
今回は、9月12日・13日に行われた「サイエンスアゴラ2026」に、近代科学資料館となるほど科学体験館が初めて出展したこと、そして様々な展示から学んだことについてご紹介します。私たちの企画タイトルは「サイエンスコミュニケーション~明治期から現代へ~」でした。
今回出展側として参加し、気づいたことや良かったと感じたことは、主に2つあります。
一つ目は、サイエンスコミュニケーションについて真剣に聞いてくださる方が何人もいらっしゃったことです。東京理科大学は2031年に創立150周年を迎えます。その歴史があるからこそ、東京物理学校雑誌のような資料や、時代の移り変わりが感じ取れる計算機が数多く保存されているのだと、改めて実感しました。これらの資料をただ保存するだけではなく、多くの方に見ていただき、学生スタッフが解説を交えて共有していくことに大きな意味があると考えています。それによって、様々な方が身近な科学の由来に興味を持つことや、歴史ある資料を今後も大切にしていくことにつながるのではないかと思います。
二つ目は、専門的な内容でも身近に感じられる説明やアプローチを直接学べたことです。他出展者のブースを巡る中で、特に印象的だったのが宇宙での暮らしに関わる研究をされている先生のお話でした。宇宙では資源は限られているため、宇宙での衣食住を支える研究は、そのまま地球上の環境に優しい技術につながっているという説明を受けたことです。また、また、私自身の専門分野である情報科学が、植物を育てるための効率的な光の当て方に応用されている事例など、分野を越えた発想の転換にも驚かされました。日頃、なるほど科学体験館のインストラクターとして数学や理科を説明する際にも、こうした身近な例を交えて話すことができれば、様々な方に興味を持っていただけるのではないかと感じました。
これまで、私自身はサイエンスアゴラのような大規模な科学イベントを体験するきっかけがなかなかありませんでしたが、今回出展側として関わることができ、非常に貴重な経験となりました。今後は自分の視野を広げるためにも、科学に関する様々なイベントに積極的に行ってみたいと思います。