こんにちは。学生スタッフのM.Y.です。最近、近代科学資料館のタッチパネルで利用されている、収蔵品管理システムに触れる機会がありました。このシステムを通じて、美術館や科学館の膨大な資料がどのように管理されているか、その裏側を初めて知ることが出来ました。一点ずつ名前や分類を登録していく地道な作業の重要性を実感しています。
今回、他館の事例を通して資料管理の様々な工夫を学んだため、その内容をご紹介します。現在、近代科学資料館ではシステムが標準で提供している機能を利用しています。これは、あらかじめ用意された項目をクリックすると、その検索結果へ案内してくれる、シンプルで分かりやすい方式です。ただ、今回さらに調べていく中で、別の「Web API」という仕組みを使った検索サイトに、操作する楽しさを感じました。 例えば、とある大学のミュージアムの資料検索(*1)では、世界地図から国や地域を選択して、資料を探すことができます。 私はスポーツにあまり詳しくないのですが、地図という身近な入り口から気軽に検索できることで、自然と知識が深まっていく感覚がとても新鮮でした。この「地図から選べる」という仕組みは、システムの標準画面をそのまま使うのではなく、データベースから地域名などの「中身(データ)」だけを呼び出して、自分たちで作った地図と合体させる方式(Web API)で実現されています。そのため、デザインを考えてプログラムを組む必要はありますが、どうすれば楽しく資料に出会えるかという入り口の部分から自由に作り込めることは、専門用語を知らない状態でも、より親しみやすいものになるはずだと感じました。既存のシステムの良さをどう引き出せば、当館の資料に興味を持っていただけるのか、試行錯誤していきたいと思います。
*1
中京大学スポーツミュージアム 収蔵資料検索
URL:https://sportsmuseum.chukyo-u.ac.jp/collection/