こんにちは。なるほど科学体験館学生スタッフのK.Yです。先日、神楽坂キャンパスの近代科学資料館にて、企画展「京都の3人」の内覧会がありました。普段、野田キャンパスで活動しているなるほど館のスタッフも展示作成と内覧会の案内を担当しました。
本企画展は、東京理科大学が150周年を迎える2031年に向けて、その前身である東京物理学校を創設した青年理学士ら21人を年毎にクローズアップする「創設者シリーズ」の第3弾です。今年の主役は明治期から大正期にかけて、工学者を育成し、京都の近代化と地域振興に寄与した『京都の3人』難波正・三輪桓一郎・玉名程三です。
私たちなるほど館スタッフもこの企画展に向けて数ヶ月間の調査と資料作成を行ってきました。その中でも、私は京都帝國大學電氣工學科(現 京都大学工学部電気電子工学科)が創設された際の教授である難波先生の調査を行いました。私をはじめ、なるほど館スタッフのうち数名は、普段大学院で電気工学を専攻しているので、調べていく中で、電気工学の基礎理論は昔から現在までほとんど変わっておらず、基礎を疎かにせずに取り組む姿勢の重要さに改めて気がつけるなど、多くの学びがありました。
大学の図書館に眠る100年以上前に書かれた貸出禁止の重要資料を手掛かりに、難波先生の足跡を調査しました。そしてこの夏、実際へ京都に行き、歴史的遺構に直接触れてみることで、今までとは違った角度から、電気工学そして京都の魅力に気がつくことができました。
内覧会当日は、難波先生とご関係のある方ともお話しさせていただき、大変楽しんでくださったとのことでしたので、頑張って調査をした甲斐がありました。
企画展は12月12日(金)まで開催されていますので、ぜひ、神楽坂キャンパスの近代科学資料館に足を運んでください!入場無料です!
【開催報告】「工学者を育成し、京都の近代化と地域振興に寄与した『京都の3人』難波正・三輪桓一郎・玉名程三」内覧会開催について(9/29)