インストラクターブログ

2025年度初夏、科博レポート

こんにちは。学生スタッフのN.T.です。 教員を志していまして、教える道筋や、より良い話し方を探求するため、昨年10月頃より当館でインストラクターを務めています。

さて、私自身は1年前から大学では情報計算科学科に所属し、日々数理計算などをこなしている毎日でいます。この初夏、国立科学博物館(以下科博)に見に行きたいものがあって、見学をしてきました。

地球館二階は主に、機械が人類とともに今まで歩んできた歴史を展示していました。 はやぶさの展示、電気の力を知ることのできる体験型展示…など余りある展示品が目に入りますが、私が最もお勧めな展示は「大きすぎるコンピュータ」真空管式計数型計算機FUJICです。約半世紀前に富士フィルム(当時FUJI写真フィルム株式会社)が開発した、日本で最初に使われた電子計算機の現物でありまして、これが今のコンピュータと比べるととてつもない大きさをしていました。最近のコンピュータはハンディサイズのものまでになっていますから当時のサイズ感をある程度、驚きと共に知ることができました。

わたしはこれで科博に5回行ったことになりますが、何回見たとしても、計算機の歴史を実際に見ることのできる科博の展示品の情報量は凄まじいものでした。

現在当館、なるほど館にも、スパコン「京」マザーボードなどの大型展示を扱っていまして、野田キャンパスにおいては Bendix G-15などの計算機が展示されています。歴史に興味のある皆さまにおかれましても満足できるような歴史資産が揃っていると思っています。

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科博のFUJIC