はじめまして。本年度より、なるほど科学体験館で学生スタッフを務めておりますK.Y.です。科学そのものはもちろん、その背景にある成り立ちや歴史にも興味があり、ご縁があって当館でお手伝いさせていただくこととなりました。

さて皆さまは、漫画『チ。〜地球の運動について〜』をご存知でしょうか？昨年10月から今年3月にかけては、NHKでアニメ版も放送されていました。舞台は15世紀のヨーロッパ某国。地動説が禁じられていた時代に、それでも真理を追い求めた人々の姿を描いたフィクション作品です。

そんな『チ。』の世界を体感できる特別展「チ。〜地球の運動について〜 地球（いわ）が動く」が、日本科学未来館にて開催されており、友人たちと見学に行ってきました。以前から気になっていた『チ。』ですが、急遽この展示会に行くことになり、一念発起して2日間でアニメ全25話を一気見。世界観にどっぷり浸かってから訪れました。笑

会場ではアニメのストーリーを振り返りながら、実際の歴史におけるプトレマイオスの天動説からコペルニクスの地動説への変遷を、数々の展示を通して学ぶことができます。登場人物たちの印象的な名言の展示だけでなく、当時天体観測に用いられていたアストロラーベや、作中で重要な役割を果たすルネサンス三大発明のひとつ「活版印刷」の体験コーナーもあり、作品ファンはもちろん、天文や歴史に興味のある方にも楽しめる内容となっていました。

会場内は写真撮影も可能で、友人はアストロラーベを片手に主人公ラファウになりきって記念撮影。常設展も理系院生目線で見ても非常に面白く、閉館時間までじっくり見学しました。帰りにはお台場のたこ焼きミュージアムで美味しいたこ焼きを堪能し、充実した1日となりました。今後ほかのテーマの特別展が開催された際にも、ぜひ訪れたいと思います！

なるほど科学体験館でも、皆さまに楽しんでいただけるような展示を日々企画しております。こちらにもぜひお立ち寄りください。スタッフ一同、心よりお待ちしております。

特別展「チ。〜地球の運動について〜 地球（いわ）が動く」
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