インストラクターブログ

日本科学未来館

皆さん、こんにちは。学生スタッフのK.Yです。 皆様、お台場にある日本科学未来館で特別展「パリ・ノートルダム大聖堂展」が開催中であることをご存知でしょうか?フランスの世界遺産であるノートルダム大聖堂の建築の歴史について学ぶことができ、2月の上旬に、私たちなるほど館スタッフのメンバーで、日本科学未来館に訪れました。

まず、入り口で来館者一人一人に対して、タブレットが配布されるのですが、そのタブレットを用いたシステムが、言葉では言い表せないほど技術力が高く、圧巻されるものでした。企画展のブース内には、25個の描かれたポータルが点在していて、そのポータルをタブレットでかざすことによって、資料を読むというシステムで、QRコードと似たシステムでした。また、表示される資料もただ文章が表示されるだけではなく、ノートルダム大聖堂建設当時の状況を再現した3DマップやGoogleのストリートビューのようなパノラマ写真なども一緒に表示されるため、とても当時の雰囲気を感じられるものでした。なるほど館にもこんな感じのシステムを導入してみたいですね。さらに、システムについて子供が飽きないような設計になっている点にもよく考えられていると感じました。先ほど述べた3Dマップの中にはVRモードがあり、タブレットと自分を回転させながら、マップを探索したり、3Dマップ上に散らばっているピースを集める宝探しゲームのようなものも備わっていたりしていたため、子供を楽しませる工夫が施されていると感じました。

特別展の内容については、ノートルダム大聖堂に対して過去と現在、二つの観点から見ることができます。過去の観点では、大聖堂がどのように建造されたかの過程や、どのような状況で使われてきたかなどを詳しく知ることができます。現在の観点では、2019年に大聖堂で発生した火災について知ることができます。自分はこの火災が起きたことを知らなかったのですが、どのように火が燃え広がったか、どのように消火活動が行われたか、その後どのように修復作業が行われたかなどを知ることができ、先ほど述べた3Dマップやパノラマ写真なども相まって、とても臨場感を覚えました。

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