こんにちは。学生スタッフのA.S.です。先日、高校生たちが栃木県からはるばる東京理科大学野田キャンパスに見学に来てくださいました。その際にはなるほど科学体験館にも来てくださり、私も館内ツアーの対応をいたしました。実は高校生の団体対応は初めてだったので緊張していました。説明を深い内容に変えたり、質問を混ぜたりしながら工夫したのですが、高校生たちは大人びていて、効果があったかどうかわかりにくかったです。しかしながら、そのあとの自由行動の時間で個人的に質問に来てくれたり、ほかの展示に興味を示したりしてくれたので安心しました。
私は高校生と歳が近いため、ツアー中の高校生たちの気持ちがなんとなくわかるのです。「説明員の話はなぜか聞く気持ちにならない」、「関係ないことでこそこそ友達と盛り上がることが楽しい」という気持ちです。なぜならそれ以上に自分たちで理解するのが楽しいことを知っている年頃だからでしょう。これから多くのことを経験することによって、だんだんと予測ができてしまい、自分で試そうとする機会が減ってしまいます。だからこそ高校生のうちに自分で試行錯誤して理解する楽しみを知っておくことをおすすめします。そして説明する側の気持ちも今回少しわかりました。全員に聞いてもらいたいので説明する側の視野は想像以上に広く、聞き手の些細な動作やかすかな表情の変化に意外と気づきやすいことが分かりました。今回の経験を通して、高校生の自分はやはり未熟だったのだと感じました。
自由行動が終わったあと、高校生たちは明るい表情で帰っていきました。反省する部分は多いですが、貴重な経験をさせてもらえた高校生たちに感謝です。是非、またお越しください。