インストラクターブログ

海外の高校生の案内

こんにちは。学生スタッフのS.Tです。 4月16日に海外から研修で日本に訪れた高校生が、神楽坂キャンパスの近代科学資料館に来館しました。今回は、高校生たちを案内する中で感じたことを記そうと思います。

私は主に日本語で書かれた近代科学に関する書物の解説を担当しました。日本語で書かれた書物に海外の高校生たちが興味を示すのかと心配していたのですが、彼ら・彼女らは数式や図を見てその内容を理解し、興味深く資料を閲覧していました。その様子を見て、高校生たちの知的好奇心の高さに驚くとともに、数式とは世界中の人をつなぐ共通言語であるのだと気づきました。また、中国からやってきた高校生が漢文で記された日本の書物をすらすら読んでいる姿を見て、日本と中国の歴史的なつながりの深さを感じました。

今回、私は英語での案内に挑戦しました。正直に言うと、簡単な案内ぐらいはこなせるだろうと甘く見ていたのですが、いざ高校生たちを出迎えると、「私について来てくださいのような基本的な言葉すらもすぐには出てこず、伝えたいことが伝えられないもどかしさを感じました。

短い時間でしたが、学ぶことの多い経験となりました。

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古文書を読む高校生たち