もうすっかり涼しくなりましたね。情報計算科学科専攻修士 1 年、学生スタッフの SK です。今 回は 10 月 12 日から近代科学資料館で始まる企画展「寺尾壽没後 100 年記念」にて設置される説 明用のタッチパネルの紹介をしたいと思います。実は設置されているタッチパネルの表示画面も、 一部は学生スタッフによって制作されています。僕は「寺尾壽の関連書籍」説明用の画面の作成 を担当しました。寺尾壽にまつわる書籍の表紙とその説明が 6 つほど横に並んでいて、タッチす るとその書籍を開けるようなデザインになっています。当初は画面を左右に分割して左側に本の 一覧を、右側に選択した本の内容を表示する案や、本の表紙を複数段に表示する案などもありま した。いくつかの案の中から見やすさ、操作のしやすさの観点で今回の案が採用されました。博 物館は小さい子供から大人まで様々な人が訪れるので、見ただけで扱えることはとても重要なの です。デザイン案が定まったら次に実装をします。HTML を書いて、タブレットに読み込ませます。 実際に表示させて見栄えを確認して、文字の大きさや色などの微調整を行います。すべての調整 が終わると完成です。思うように表示されないことも多く調整には苦労しますが、見に来てくれ た人が実際に使ってくれるものなのでとてもやりがいを感じます